【北京・浦松丈二】中国チベット自治区の地方議会にあたる人民代表大会常務委員会は26日、ラサ市トップの秦宜智市党委書記兼自治区副主席の副主席職を解いた。今年3月のチベット暴動の責任を問う更迭人事とみられ、近く市党委書記ポストも解任されるとみられる。
同自治区治安部門トップの王賓宜公安庁長も解任され、副主席の後任には公安省公共情報網安全監察局長の李昭氏が公安庁長兼務で任命された。中央から公安省幹部を送り込むことで、治安部門を強化する狙いがあるとみられる。
毎日新聞 2008年9月27日 19時40分