2008年9月28日 0時0分更新
親から虐待を受けたりして行き場のない子どもを一時的に保護するシェルターの設立に向け、27日県内の児童福祉関係者らがNPO法人を立ち上げました。
このNPO法人「子どもシェルターモモ」は県内の弁護士や児童相談所の関係者などが立ち上げたもので、子どもを一時的に保護するシェルターを来年3月までに設立することを目指しています。
27日岡山市の岡山弁護士会館で行われた設立総会には、施設の趣旨に賛同する市民およそ40人が参加し、事業計画を決めました。
続いて、東京ですでにこうした施設を運営している社会福祉法人の弁護士が、様々な心の傷を負った子どもにどう対処すればよいかなどを話し、岡山での設立に向けたアドバイスを行いました。
会の代表を務める東隆司弁護士は「心に傷を負った子どもを、家庭に押しつけるだけでなく、社会で受け入れていくことが必要です。」と話しました。
児童相談所などの公的機関では子どもを受け入れるまでの手続きに時間がかかるケースもあるため、シェルターでは緊急を要する子どもも迅速に受け入れる施設を目指すことにしています。