2008年9月28日 0時0分更新
かつて全国有数のカブトガニの生息地として知られた笠岡市で子どもたちがカブトガニの放流を体験しました。
これは子どもたちにカブトガニの保護活動を体験してもらおうと、行われたもので笠岡市のカブトガニ博物館には小学生ら50人あまりが集まりました。
かつて全国有数のカブトガニの生息地として知られた笠岡市の笠岡湾では干潟の干拓などによってカブトガニが一時、絶滅の危機を迎えましたが、カブトガニ博物館が中心となって卵をふ化させて放流するなどの保護活動に取り組んでいます。
あつまった子どもたちは、体長が5センチほどに育った子どものカブトガニの入ったバケツを受け取ると、さっそく干潟へと向かい学芸員の指示に従って次々と放流しました。
放流されたカブトガニは12本の手足を使って泥の中へもぐり込み子どもたちは興味深そうに観察していました。
参加した子どものひとりは、「来年も来て、27日に放流したカブトガニが大きくなった姿を見てみたいです。」と話していました。