マリナーズのイチロー外野手(33)が13日(日本時間14日)、チームメートへの危機感を口にした。ヤンキース戦でイチローは2安打を放ち7試合連続安打とし、チームは1点差で勝利をものにした。しかしイチローは、チーム内の一部選手の試合への取り組みや意識の低さ、クラブハウスでの行動などに疑問を投げかけた。
緩んだ空気が引き締まった。1点差勝利に沸き返るクラブハウスでイチローが突然、チームに対する危機感を口にした。
「雰囲気?少しずつ違うところでヘンな形で出てきている、クラブハウスとかで。違うんじゃないの、っていうのが結構ある。いい方向に向かってくれればいいけど…」
昨季まで3年連続最下位のマ軍がこの日で貯金を1にした。勝ちパターンが見えてきた現状に心強さを感じる一方で、イチローが気がかりなのは、チームメートたちのフィールド外での振る舞いだった。
「ちょっと、君、まだ早いんじゃないの、っていう人が結構いますよね」
その鋭い観察力から見える『油断』の2文字。今季のチームに可能性を感じているからこそ、厳しい言葉が口をついた。