太宰治生誕100年記念津軽地域観光振興協議会(会長・寺田春一五所川原商工会議所会頭)は26日、五所川原市役所で会議を開いた。県や津軽地方の市町、関係団体から2008年度と09年度の事業計画などが紹介され、県からは太宰治生誕100年のロゴマークが発表された。
 協議会は09年の生誕100年に向け、県や津軽地方の市町、関係団体が連携し情報を共有しながら観光振興を図るのが目的。
 同日発表されたロゴマークは、太宰治が疎開当時に金木町の芦野公園で撮影したもの。斜陽館を運営するかなぎ元気倶楽部の協力を得て製作した。太宰の長女の津島園子さん、撮影者の承諾を得て発表した。
 ロゴマークは3種類で、縦横10センチの正方形、10センチ×5センチの縦長、5センチ×10センチの横長となっている。太宰関連の商品、ポスターなどに使用することができ、顔と文字を一緒に使わなければならない。県の観光振興、産業振興に効果が認められ、県観光局新幹線交流推進課の承諾が必要。
 県は「生誕100年に向け統一ロゴマークを使って各事業を成功させたい」と語っている。