私が製造業で起業しようと漠然と思いはじめたのは、小学3年生当時、父親が家の軒先でもちを入れると自動的に串に刺さった団子が出来上がる機械を作っているのを見ていたことがきっかけです。その機械でできた団子をほおばりながら、「ものをつくるって楽しいな」と、そして「将来は機械をつくろう」と子供心に思いました。それ以来、製造業で起業しようという夢を持つようになり、一刻も早く社会に出て実務を経験し起業したいと思うようになりました。
当社は、従来の工業界の製造プロセスの常識を覆すような独自開発の技術や工法に基づいた装置開発、製造、販売およびコンサルティングを行っております。具体的には電子部品や電子デバイスなどに液体を立体で薄膜・厚盛・微細・広範囲と自在に付着させる技術をベースとした「3Dアプリケーション(塗布)事業」と、電子デバイス等を独自のアルゴリズムにより高速かつ高精度に検査する特殊な機能分析技術に基づく「ファンクションアナライズ事業」により、時代の急速な技術要求と変化に応えています。また、時代の変化と自社技術の方向性確認のためのアンテナ事業として、ユーザー個々のニーズに合わせた装置の開発、製造および販売をおこなうカスタマイズ事業も展開しております。当社の技術は、今や高性能電子部品の製造に不可欠な技術となっており、それらは最新のデジタル情報家電から自動車に至るさまざまな分野に横展開し、組み込まれています。当社は、すぐに実現される「ひとつ先の未来」ではなく、「ふたつ先の未来」に役立つ製品づくりに、技術で貢献していくことを目指しています。
私が会社を興すきっかけとなったのは、幼いころ父親が家で機械を作っている様子を見て、漠然と「ものをつくる」ということに魅力を感じたことでした。それからプロデュースという会社を興し、現在の姿まで成長することができましたが、その要因としては、幸運も多くありましたが、私の心構えとして、事実を謙虚に受け止め、猛烈に反省し、忠告や助言に耳を傾ける姿勢を常に持っていたと思います。このことで会社も私も成長することができたと思っています。当社のロゴ「ふたつ先の未来を」に私たちの夢と志が込められています。今や技術の進化から次々と新しい製品が創り出されています。目の前のニーズである「ひとつ先の未来」はあっという間に実現されています。私たちはその先にある「ふたつ先」の夢の実現に取り組みたいと考えています。それは単なる便利さや効率の追求だけではなく、人類や地球を考え、人間としての尊厳にも調和した夢の製品を世に送り出していくことです。それができれば、私たち自身が社会に必要とされ続けていけると考えています。
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