トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、次世代を担う小学生を対象に、「クルマの魅力・楽しさ」「クルマと環境・経済との関わり」などを、楽しみながら体感・学習してもらうための授業を、年内5箇所の小学校で開催する。
4年生向け「クルマ原体験教室」と5年生向け「クルマまるわかり教室」の2種類のプログラムを用意しており、いずれも小学校の総合学習や社会科の授業の一環として行うものである。
「クルマ原体験教室」は9月26日に大分県の小学校で、「クルマまるわかり教室」は9月30日に福島県の小学校で、第1回目を開催。来年度以降、様々な地域で、より多くの小学生が体験・学習できるよう計画を進めている。
「クルマ原体験教室」は、パソコンやテレビゲームの普及などIT化が進み、バーチャルな体験をする機会が増えるなか、失われつつある五感を刺激するような「わくわく」「ドキドキ」する原体験の機会をもっと子どもたちに持ってほしいとの想いから開催するものである。
具体的には、「パワー&コントロール」をテーマに、空気エンジンカーの模型を室内で走らせる実験を行うとともに、屋外で実車に触れ、エンジンの音、振動を感じたり、講師が運転するクルマに同乗する体験を通じて、クルマのパワーのすごさとパワーをコントロールすることの大切さ、難しさを学んでもらう内容としている。年内は、9月26日に大分県、9月29日に東京都の小学校で開催する。
「クルマまるわかり教室」は、小学5年生の社会科で「日本の自動車産業」について学ぶことへの対応に加え、これからのクルマと環境について楽しみながら学習することで、子どもたちに自動車や自動車産業についての理解をより深めてもらうために開催するものである。
具体的には、クルマと環境との関わりについてのクイズや、自動車産業の環境への取り組み、クルマができるまでの工程、様々なエコカーなどを紹介する映像を使った座学、クルマと環境・経済との関わりを考えるチーム対抗で行う「カー&エコゲーム」などで構成されている。年内は、9月30日に福島県、10月28日に香川県、11月5日に石川県の小学校で開催する。
トヨタでは、このほか、次世代を担う子どもたちを対象に、1975年より毎年、幼児向けの交通安全教室「トヨタセーフティースクール」、1996年より毎年、ものづくりの大切さや科学の楽しさを伝える科学工作教室「科学のびっくり箱!なぜなにレクチャー」、1997年より毎年、小学校高学年社会科学習用小冊子「めざせ自動車王 クルマまるわかりブック」を発行するなど様々な取り組みを実施している。
今後も、幼児・小学生のみならず、中学生・高校生・大学生を対象とした次世代の担い手に、「ものづくりの大切さ・楽しさ」「クルマの魅力・楽しさ」を体感してもらう活動を実施していく。
なお、開催概要は、別紙のとおり。 |