岡山放送局

2008年9月27日 10時9分更新

所得税隠し脱税の女に有罪判決

悩みごとの相談料などとして得た所得を隠して、およそ6000万円を脱税したとして所得税法違反の罪に問われている岡山市の72歳の女に対して、岡山地方裁判所は26日、執行猶予の付いた懲役1年の有罪判決と罰金1800万円を言い渡しました。
判決を受けたのは岡山市の相談業、竹村幸子被告(72)です。
起訴状などによりますと、竹村被告は平成15年からの3年間、知り合いなどから悩みごとの相談料をとったり、運気を高めると称して高額な商品を販売したりして得た所得およそ1億8500万円を隠し、およそ6000万円を脱税したとして所得税法違反の罪に問われています。

岡山地方裁判所で開かれた26日の裁判で馬渡香津子裁判官は「利欲目的で行った被告の犯行に酌量の余地は一切なく、悪質である」と述べ、竹村被告に懲役1年、執行猶予4年と罰金1800万円の判決を言い渡しました。