９月２３日（火）、秋分の日でお休みのこの日、家族とともに父のお墓参りをしてきたことは、前にお話ししたとおりである。
川越市内の墓地に行くに当たり、教会を家族の集合場所とした。そして、無事、墓前ミサにも与ることができ、静かにご聖体の前で祈っていると、お一人のご婦人が教会を訪ねてきた。
「１時半からの『学習会』はどちらでしょうか？」と尋ねるご婦人。彼女は、「日本キリスト教会日本軍『慰安婦』問題と取り組む会」が主催する学習会のことをお尋ねになっているのである。
「『慰安婦』問題の歴史」
−「国民基金」（「女性のためのアジア平和国民基金」）とは何であったのかー
（http://www4.kiwi-us.com/~ceci-is/moyoshi.html#Anchor613108）
残念ながら、その学習会は、隣の「日本キリスト教会 浦和教会」を会場とするものであった（もちろん、自分は当学習会についてチェックはしていた。）。というわけで、「日本キリスト教会 浦和教会」（http://www7a.biglobe.ne.jp/~nikki-ur/）までご案内した。
彼女は、カトリックと日本キリスト教会の違いが分からないキリスト教には不案内な方であった。しかし、「慰安婦」からすぐ「谷大二司教」のことを連想し、「教会」というキーワードを辿り、「カトリック教会」を訪れたと彼女はおっしゃる。このようなキリスト教には不案内な方でさえ、「カトリック教会」がこのようなイメージを持たれているのかと暗澹たる思いであった。
入場の際、カトリック教会から来たことを告げ、「こちらが間違えていらしたのでお連れしました。」とお伝えすると、スタッフの方々は非常な好感を持って受け付けてくださった。
日本キリスト教会では、「聖堂」とは言わないのであろうか？しかし、教会堂が政治的イベントの会場に成り下がってしまっている惨状は確認することができた。また、祈りも極めて政治的なものであった。
実際、鈴木裕子（女性史研究家）の講演が始まると胸に付けたピンマイクが声を拾うことができず、会場にはその講演が全く聞こえてこない。
「全然聞こえませ〜ん！」と叫び、声をお掛けすると、しばらくピンマイクをいじっていたものの「このようにすれば聞こえますか？」と胸に留めていたピンマイクを手に持って話を続けられた。
帰宅して、「日本キリスト教会」（http://www3.ocn.ne.jp/~nikkits/）を検索するとその「沿革」や「諸活動」には凄いことが書かれている。「日本カトリック正義と平和協議会」どころではないのかも知れない。。
本当は、絶望してはならぬものです。しかし希望の持続には、「強い意志」と「努力」が要求されます。「誠実」と言ってもいいでしょう。彼らはそれを持たない。
彼らがそれを知らぬ訳ではない。
その後ろめたさが、声を更に大きく、行動を更に過激にしていきます。
そして、彼らに拍手する一定の人々は、必ず居ます。共産党・社民党支持者が、ある一定、必ず居るように、です。
つまり、売上を伸ばす気がなければ、一定の顧客は必ず居るのです。安住できる場所はあるのです。
しかしそれは、それ以外の“潜在ユーザー”への売り込みを放擲することなのです。
広大な“潜在ユーザー”は、もっと当り前の考えを持つ、常識人であるからです。
繰り返しますが「“潜在ユーザー”への売り込み」には、、強い意志と努力、そして誠実が要求されます。
（強い意志と努力で、誠実に福音を述べ伝えている聖職者はいます。しかしその人たちはそれを当り前のように、静かになさるので、その周辺の者にしか気付かれない）
私たちは、私たちの可能な限りの努力を、絶え間なく続けていかなければなりませんね。