「この機械は日本製じゃないな」。麻生太郎首相が25日に国連総会で一般討論演説した際、通訳の機械がうまく機能せず、演説の途中で最初から読み直すハプニングがあった。機転をきかせた首相はジェスチャーとともに通訳の機械について英語でジョークをとばし、会場の笑いを誘った。
首相は演説の冒頭で「昨日、首相に指名されたばかりのbrand newだ」と英語で就任早々駆けつけたことを説明。その後、日本語に切り替えて演説を約5分間続けたが、会場内の通訳の機械からは英語が流れず、議長から促されて異例の読み直しとなった。(ニューヨーク=中山真)(12:57)