野村ホールディングスが買収することで合意した米証券大手リーマン・ブラザーズの欧州・中東部門について、取得金額がわずか2ドルだったことが25日分かった。野村がリーマンの会社資産は引き継がないことで、今回の「タダ同然」の買収が実現した。野村は同部門の約2500人の従業員の大半は引き受ける計画で、リーマンは雇用の維持を優先した。
経営破綻したリーマンの欧州・中東部門について野村は買い手として名乗りを上げ、英大手銀のバークレイズなどと競った結果、23日に投資銀行と株式の両事業の引受先に決まった。(10:23)