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金総書記重病説:北で緊急事態が発生した場合(3/5)

「金正日後」に韓国はどうするべきか

(3)内戦がぼっ発→国連平和維持軍の介入が可能

 洪官熹(ホン・グァンヒ)安保戦略研究所長は「北朝鮮は非正規軍まで含めれば700万人の兵士を抱える“兵営国家”だ。体制が崩壊すれば内戦につながる可能性もある」と話す。特に制限された食糧や物資をめぐって、軍隊内部や住民同士で流血の事態が発生することが懸念される(洪官熹所長)という。これについて、ある外交当局者は「国連は内戦による流血の事態や餓死などの人道的な問題が発生した場合、国連平和維持軍を派遣できる」と話している。

(4)中国が介入→韓米日3国が共同で対応

 ファン・ジャンヨプ元朝鮮労働党書記は最近、「無政府状態になった場合、中国軍が進駐する可能性は100%だ」と述べた。中国が難民対策や「北朝鮮の要請」という名目で、北朝鮮に軍隊を送り込み、「親中政権の樹立」に動く可能性がある(ホ・ナムソン国防大名誉教授)というわけだ。これに対し、「韓国軍と米軍も北朝鮮に進駐し、多国籍軍として北朝鮮を管理」(ファン元書記)し、「北朝鮮の領土に関心のない米国や、民主主義国家の日本と共同で対策を考えていかねばならない」(政策研究所のある研究員)といった意見も出ている。

安勇炫(アン・ヨンヒョン)記者

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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