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橋下知事、“盗撮”謝罪せず、「当然、と府民に喜ばれる」
このニュースのトピックス:どこへ行く、橋下府政
大阪府の橋下徹知事は26日、9月定例府議会の代表質問で、府立国際児童文学館(吹田市)の現状を把握するため、私設秘書に施設内を“盗撮”させていた問題に触れ、民主府議から謝罪を求められたのに対し、「謝罪するつもりはない。むしろ当然の行為と府民から喜ばれると思う」と応じた。“盗撮”について、批判の声もあがっているが、橋下知事はあらためて正当性を主張した形だ。
民主会派の北口裕文議員の質問に答えた。北口議員が「施設内はカメラの持ち込みと撮影を禁止する規則があるのに、知事ならやぶってもいいのか」と謝罪を求めた。これに対し、橋下知事は「規則は館内の本の著作権保護を目的にしたもので、今回は館内の現状を把握することが目的なので規則違反には当てはまらない」と応じた。
さらに、「公金を預かる身として予算が適正に執行されているかをチェックする責任があり、館内の把握をするのは当然。視察日程を明らかにすると本来の姿を見ることはできないので、今回のような手法をとった」と主張した。
同文学館は平成21年度に府立中央図書館(東大阪市)へ移転することが決まっている。