誘拐の2人、別の盗賊に売り渡しか 仏誌報道【パリ26日共同】フランスに本拠を置く国際医療援助団体「世界の医療団」のスタッフ2人がエチオピアで誘拐され、このうち1人が日本人女性医師の可能性がある事件で、フランスの週刊誌ルポワン(電子版)は26日までに、2人は盗賊に誘拐された後、ソマリア領内で直ちに別の盗賊に売り渡されたもようだと伝えた。 ルポワンは情報源を明らかにしていない。犯行グループについて同誌は政治的な集団ではなく、単なる盗賊とみられるとしている。さらに、盗賊間で人質が売り買いされると、結果的に身代金がつり上がることになると解説した。 医療団のスタッフ2人は22日にソマリア国境に近いエチオピア東部オガデン地方で誘拐され、同日夜ソマリア中部に運ばれたとみられている。事実上の無政府状態にあるソマリアでは、援助関係者ら外国人を狙った身代金目的の誘拐が頻発している。 一方、パリにある世界の医療団本部は26日も、安全上の理由から「何も話すことはない」としている。
【共同通信】
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