日本の赤ちゃん睡眠不足? 調査16カ国・地域で最短日本の赤ちゃんの平均睡眠時間は11時間37分で、16カ国・地域の中では最も短い-。こんな調査結果を各国の医師らでつくるグループがまとめた。調査に参加した東京北社会保険病院の神山潤院長が26日、札幌市で開かれている日本小児保健学会のセミナーでデータの一部を紹介、睡眠の重要性を訴えた。 神山院長によると、必要な睡眠時間には個人差があり「何時間寝なければいけない」といった目安はない。ただ、睡眠不足は健康への悪影響が懸念されるため「眠りの重要性に関心を持ってほしい」と話している。 調査は昨年、医療用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンが協力し、アジア太平洋地域を中心とする16カ国・地域で実施。0-3歳児の睡眠時間などについてインターネット上でアンケートを行い、日本の約870人を含む計約2万8000人から回答を得た。 その結果、日本の乳幼児が床に就く平均時刻は午後9時18分、起床時刻は午前7時8分と中位だった。しかし昼寝が2時間11分と最も短く、夜泣きや授乳時間などを差し引いた1日の総睡眠時間も11時間37分と最短だったという。最も長かったのはニュージーランドの13時間18分。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)
関連記事を取得中...