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Enomoto Daisuke 榎本大輔さん

<第3回:榎本大輔さん>

民間宇宙飛行士

Dice-K.comファウンダー
起業家

 
■ <ライフヒストリー:幼少期から宇宙に行くまで>

LiS:

小さい頃の夢とその後会社を始めるまでをお聞かせ下さい。

榎本さん:

まず、小学校を卒業するときに将来の夢を書く機会があって、何て書いたかっていうと「内閣総理大臣」と書いたんですよ。僕等は小学校中学年くらいからガンダムの影響をものすごく受けて、科学とか物理学とかも好きだったりして、自分でも色々考えるようになったんですよ「何で生きているのか」とか、まぁ今は考えないですけど、忙しくて(笑)。それで、小さい頃から宇宙に興味があって、ある科学雑誌を見たときに夜空にある星って恒星や銀河だってことを知ったんですけど、同時に銀河系には太陽が一千億個あり、その銀河も宇宙に一千億個あることも知ったんですね。ということは星の数は単純にそれをかけ合わせたものじゃないですか?そのときに宇宙がすごくでかいものなんだって気づいてすごいカルチャーショックを受けて、逆に自分は何てちっぽけな存在だって気付くわけですよ。

 あとは、小さい頃から世の中の出来事に対して絶えず疑問に思っていたり、小学校の頃から起業をしようと思っていたりしましたね。アメリカにも宇宙・コンピュータ・ベンチャー企業とかが進んでいて憧れていたのもあって、高校を卒業して実際に行きました。会社を始めるまではこんな感じです。

ちなみにガンダムのストーリーっていうのは人類が宇宙に行くことで「革新」する、新しい世界のステージに突入するぞっていう話がベースにあって、今回自分も運良く宇宙に行くことができるということで実際に「人間って変わっていけるのかな」という謎を体験できるようになったんですね。

全体的にいえることには僕は「思考は現実化する」と信じていて、小さい頃から考えていたことがどんどん実現されていくのは面白いことだと感じました。どうしたら一番Happyになれるかって考えたときに、人生一回しかないんだから勝負に出るしかないだろうって、そういう風に常に思っていましたね。実際意外と何とかなるんですよ、人生って。


LiS:
 

宇宙に行くと人が変わるとか、例えば向井飛行士がスピリチュアルスピンオフという言葉を用いていたりしていて、技術だけでなく精神的な恩恵があるのではないか、極端な話人類全員が宇宙に行けば皆が地球単位で物事を考えることができるようになって、もっと良い世の中になるのではないかと言われていますが、それについてはいかがでしょうか?

榎本さん:

ガンダムのストーリーはそれに近いものがあって、ジオン・ズム・ダイクンは「地球人は全員宇宙に住むべきだ」ということを言っています。息子のシャアはそれを強引に進めるために隕石を地球に落として、地球を寒冷化して住めなくしてしまうとするんですね。それをアムロは阻止しようとする物語なんですけど、今となってはどっちの気持ちもわかりますよね。それにしてもスピリチュアルスピンオフって言葉は面白いですね。ちなみに、僕は特に毛利さんの言っている「ユニバーサリズム」という言葉にも共感しているんですよ。



LiS:

宇宙に行くことに対しては恐怖というよりも楽しみの方が勝ってますか?

榎本さん:






恐怖は全くないわけではないですね。でも宇宙に行くというのは自分の中での一大イベントですし、1000時間という訓練も長いとは思いますが、これらの事を考えても何の解決にもならないですからほとんど考えないようにしてます。(※インタビューはロシアでの訓練前に行われたものです)

  
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