遊戯王R クレオパトラ編 1話「新たなる時の鼓動」
神のカードが暴走したときに備え作られた邪神。
その邪神の影響で重態に陥ったペガサスを救う為ペガサスの養子、その中でも上の上のレベルの決闘者達が集う通称「ペガサスユニオン」のリーダー各の存在、天満夜行が行動に踏み切った。
コードネーム「リバースオブアバター(RA)計画」
万が一に備えペガサスの魂を他人の体に移植するという、内容のそれの為に、海馬コーポレーション(kC)を乗っ取り、武藤遊戯の大切な人である真崎杏子の体をベースとしペガサスの魂を移植するという計画。
しかし武藤遊戯とその仲間達の強力により、ユニオンそして元全米NO1チャンプのキース・ハワードが雇ったカードプロフェッサー(プロデュエリスト)達は全滅する。
逆上した夜行は遊戯に単身決闘を申し込む。
途中色々あったものの、魂と魂がぶつかり合うデュエルの果てに、夜行は遊戯と和解し
また夜行から邪神の毒気が消えた事でペガサスの病気も治った。
それから一週間がたった
そして、新しい戦いが始まろうとしていた・・
エジプト考古局、イシズとマリク、そしてリシドといったイシュタール家の面々はそこで働いていた。
仕事も終わりそろそろ帰ろうかというとき、イシズは胸がうずき妙な胸騒ぎを感じた。
彼女がつけている首飾りが奇妙な光を発したからだ。
普通の首飾りとは違うそれは、この世に7つあるといわれ、全てを集めたものには王の記憶を授かるとされる千年アイテムの一つ、千年タウク。
黄金で出来、煌びやかな千年アイテム。
そのひとつ千年タウクが光りだすという事はただ事ではない
リシド「どうしたのですか?・・それは!」
千年タウクには未来を見通す能力がある。
ドミノ町で行われた決闘大会バトルシティ(BC)トーナメント。
タダの戦いではない。この世に3枚あるとされそれら全てを集めたものにはあらゆる富と権力を得るとされる神のカードの主を決める大会。
その準決勝戦でイシズと当たった海馬瀬人(以降セト)との戦いの中、セトの未来をも見通すデュエルによって千年タウクの力は失われた。
リシドもそれを知ってて驚きの声を上げた。
イシズ「・・千年タウクが再び覚醒するとは・・」
マリク「一体どういうことなんだ・・千年タウクの能力は失われたはず・・」
自らの持つ千年ロッドをふと見るマリク。彼もまた千年アイテムの使い手なのだ。
リシド「奇妙だ・・もしやまた新たな戦いが始まるというのか・・」
マリク「そんなはずは・・」
ピピピ!
突如傍にあった電話が鳴った。出ると警備員からの電話だった
イシズ「どうしたの?」
警備A「た、大変です!ミイラが・・ミイラが動きだしあsdksv」
イシズ「何・・ですって・・」
マリク「様子が変だ!行ってみようリシド!」
イシズ「待ちなさいマリク!これは奇妙です!不用意に近づいてはいけません!」
マリク「大丈夫だって。僕達はあのBCを勝ち抜いたんだ!」
一階に行ったマリクとリシドはそこで信じられないものを見た。
ミイラを展示していたガラスケースが粉々になっており、そばに警備員が気絶していた。
そしてそこに立っていたのは、何処にでもいるような人間の女性だった。
茶色のロングヘアにブラックのドレスを纏った美女だった。
リシド「ば、バケモノ!」
マリク「くっ、これでも食らえ!
マリクは自分の持つ千年アイテムの一つ、千年ロッドを手に取った。
相手を洗脳しいのままに操る能力。しかしこの能力はその化け物にはきかなかった。
マリク「くっ、ならば直接刺してやる!」
マリクは柄を抜き刃を出現させた。千年ロッドは武器としても使えるのだ。
リシド「いけませんマリク様!不用意に近づいては!」
マリク「うぉおお」
しかしマリクの攻撃はその女性の目から出たビームの振り回した腕で遮断され、衝撃でロッドはマリクの手を離れた。
マリク「くっ・・」
痛がるマリク。リシドは体力には自信があり、屈強な男数人と互角の力を持つがそれでもこの化け物と戦う勇気はなかった・
この化け物と同じ部屋にいるだけで精気を吸い取られてしまいそうな感覚を覚えた。
リシド「こ、これが蛇に睨まれる蛙ということか・・」
イシズ「どきなさいマリク、リシド!銃を使います!」
現れたイシズは手にした機関銃で化け物を滅多打ちにした。
銃弾が化け物を貫通していく、しかし傷は直ぐに塞いでいく
イシズ「銃もきかないなんて・・」
怯えるイシュタール家の面々に始めてその化け物は口を聞いた。
?「お前達の攻撃ではわらわには届かぬ。それを使うがいい」
マリク「こいつ喋るぞ!」
リシド「それ、とは・・このカード、デュエルモンスターズの事か?」
?「そうだ。それこそがわらわ達を倒すゆういつの手段。カーを呼び覚ます召喚宝具・・」
マリク「カー?召喚宝具?」
イシズ「・・この化け物、古代エジプトの闇に葬られた歴史を知っているの?」
マリク「いいだろう、僕が相手だ」
リシド「マリク様危険です!ここはいったん出直したほうがいい」
マリク「いや、既に何人も犠牲になってるみたいだ。それにこの化け物を放置するわけには行かない」
?「若いな・・だがわらわはゾークなどとは違うぞ・・」
マリク「さっきからカーだのゾークだのわけのわからないことを・・」
決闘!
マリク「僕の先行!処刑執行人マキュラ召喚(星4/A1600)!カードを1枚伏せターンエンドだ。こい化け物!もっともお前が決闘のルールを知ってる程知能があればだけどな」
マリク 場:マキュラA1600
伏せ 1 ライフ4000 手札4
相手を挑発するマリク、しかし本心は違う。初めて面と向き合った化け物の姿を見て心は恐怖しているのだ。
さっきの暗いところでは見えなかったが、この化け物、いや化け物といっていいものかというくらい今は普通の人間の若い女性そっくりの姿をしている。
しかし・・向き合ってるだけで鳥肌が立つような恐怖、それは即ち相手が見かけとは違う普通の人間とは違うという事を証明していた。
?「舐めるでない、小童が・・。わらわのターン、ドロー。フン、マキュラか。お前は生前わらわの前で罪人を処刑するのが仕事じゃったなぁ・・」
マリク「な、何を言ってるんだお前は!」
イシズ「・・やはり、この女は闇に葬られた歴史を知る者・・?」
?「そんなお前がわらわを裏切るとは・・裏切り者には死を」
リシド「マリク様!きます!」
?「魔法カード地割れを発動する。消え去れ裏切り者」
場の中で攻撃力の低いモンスターを破壊するカード。
ここまでは普通のデュエルだった、現実に地面が割れるまでは
リシド「なっ!・・これは本当に割れている!」
イシズ「ソリッドビジョンではない・・まさかこれは闇のデュエル!」
?「ほぉ・・現代に生きるものもその存在を知っていたとは・・
しかしわかっていた所で対処する術もない。
決闘は続く。わらわは魔法カード「闇の蒐集」を発動する。これは相手のデッキより闇のモンスターを奪うカード。さぁ、見せるがいい」
相手にカードを選ばせるため嫌々ながら近づくマリク。
マリク「(くっ・・なんて威圧感だ・・なんて恐怖なんだ・・相手に命を握られているような・・)」
?「ふむ・・ならばこのカードを・・」
選ばれたのは地獄詩人ヘルポエマー、戦闘で破壊されたとき墓地で効果が発動される詩人モンスター。
リシド「だがあのモンスターには生け贄が必要、さらに効果発動までは手順が要る」
イシズ「狙って発動するのは難しい・・
?「甘く見るなよ?わらわは手札抹殺を発動する。お互いのプレイヤーは手札全てを捨て、捨てる枚数の前の数だけドローするカード。マキュラの特殊効果は場から破壊された時好きなタイミングで手札の罠カード1枚を発動できる能力。封じさせてもおう
そして墓地より怨念のキラーパペット(4・A1600)を特殊召還する。
このカードは魔法の効果により手札から墓地へ落ちたとき・・場に特殊召還できる。
そしてこれを生け贄に捧げ・・お前から奪ったモンスター、地獄詩人ヘルポエマーを生け贄召喚する」
?「お前の場にモンスターはいない。直接攻撃!」
マリク「甘いね・・僕はこのタイミングで聖なるバリアミラーフォースを発動する!」
イシズ「墓地に落ちたはずじゃ・・」
マリク「あの時僕の手札には罠カードがなかったのさ。でも相手はマキュラが出たとなれば嫌でも手札に罠があると思い込んでしまう。そして罠にかからない為になんらかの手段を用いてマキュラを排除しようとする。僕はそれを利用したのさ
そしてお前の手札抹殺!お前は僕の手札の罠を撲滅しようとたくらんだろうが・・さっき言ったとおり僕の手札には罠カードはなく、お前の狙いは外れたのさ!
さらにだ!幸運にも僕は手札抹殺のドロー効果でデッキから罠カードを引く事ができた!
それがこの聖なるバリアミラーフォースだ!消えろ!」
?「ほぉ、少しはやるようだ。中々現世も楽しませてくれる
カードを2枚伏せターンエンドだ」
? 場:モンスター 0 伏せ2 手札4 ライフ4000
リシド「さすがマリク様・・あの状況で相手に罠をかけるとは・・」
イシズ「でも今度はマリクが罠をかけられたようです、相手の場には伏せカードが2枚。これでは中々攻撃する事が出来ない」
?「今度はわらわがお前を試すときだ」
マリク「あいにく僕は臆病者じゃないんでね!僕はカードを1枚伏せ、追蹴人リアリ(3・A1500)召喚!攻撃だ!」
イシズ「いけない、マリク!」
?「勇気あるな、いや、それは無謀というべきか。罠発動、隠れ穴!手札から星4以下のモンスター1体を特殊召還する。わらわは手札よりアマゾネスの守護兵(星3・A1300)を特殊召還。このカードが特殊召還したとき、相手の星4以下のモンスター1体を破壊する。当然、リアリを破壊する」
イシズ「だからあれほど・・」
マリク「へぇ、同じ効果を持つモンスターか」
?「何?・・!わらわのモンスターが・・」
マリク「リアリは破壊された時お前ノモンスターと同じ効果を発動する」
リシド「これで振り出しに戻ったか・・」
?「お前もしつこい男じゃの・・このまま互いが意地を張り合っていても仕方ないじゃろう・・」
マリク「お前が今までどおり死の世界にいればそんな必要はないさ」
マリク 場、モンスター:0 伏せ1、ライフ4000 手札3
? 場、モンスタ:0 伏せ1、ライフ4000 手札3
?「だが先に息切れするのはお前のほうだ。
私のターン。ゾンビマスター(4・A1800)召喚。さらに手札1枚を捨てる事で墓地よりアンデット1体を蘇らせる。墓地よりゾンビチューナー(2・A400)特殊召還。
さらに魔法カード生者の書−禁断の呪術を発動する。
墓地より を特殊召還する。お前は墓地よりモンスターを1体除外するがいい」
マリクは自分の墓地からジュラゲドを除外した。
?「そしてゾンビチューナーはチューナーモンスター」
リシド「チューナーモンスター?」
イシズ「
リシド「し、しかし何時の間に墓地にそのチューナーとやらを送ったんだ・・」
イシズ「恐らく手札抹殺を発動したとき、奴の手札にあったのでしょう・・」
?「この3体を供物とし・・墓場より蘇ろ!再び世界は闇に染まる!シンクロ召喚!
シンクロモンスター、リッチーを召喚!」
ついに現れたレベル8のアンデットシンクロモンスター、
マリク「この女・・さっきまで死人だったくせに最新のシンクロモンスターをこうも簡単に操るとは・・!」
?「消えろ、マリク・イシュタール!」
マリク「どうかな・・僕は伏せカードオープン!リビングデットの呼び声発動!墓地より蘇らすのは・・神!」
?「こ、これは・・!」
ラーの翼神龍 蘇生召喚!
マリク「これが僕の切り札だ」
イシズ「な・・あのカードは武藤遊戯に渡したはずでは・・」
マリク「器の遊戯が僕に言ったんだ、やはりこのカードは君が持つべきだよってな」
?「・・久しぶりだな、ラーよ。しかしお前はゾークの前にやぶりさった。そのお前がゾーク以上の力を持つわらわに勝てるか・・?ふふ、そんなに唸るでない・・怯えてるのか?ラーよ」
マリク「違うな、お前を焼き殺す機会を得て喜んでるんだよ、神はなァ!
これで終わりだ!ゾークだの何だのわけのわからない事はあの世でしろ!
ラーの特殊能力発動!ライフ1000を引き換えにあらゆるモンスターを焼き払う!(LP4000→3000)」
GOD
ラーの特殊能力の一つがリッチーに炸裂する。アンデットシンクロモンスターといえど神の前には無力。その業火で骨まで残さず燃えはられた。
?「・・ほぉ・・流石、千年アイテムに選ばれし人間だけはある
・・騒がしくなってきたな、今日はこの辺にしてやろう」
マリク「ま、待て!」
?「騒がしいのは嫌いじゃ」
警察が着たことにより、謎の女は壁を破壊し、どこかへ姿をくらました。
イシズ「一体・・この世界に何が起きているの・・」
その邪神の影響で重態に陥ったペガサスを救う為ペガサスの養子、その中でも上の上のレベルの決闘者達が集う通称「ペガサスユニオン」のリーダー各の存在、天満夜行が行動に踏み切った。
コードネーム「リバースオブアバター(RA)計画」
万が一に備えペガサスの魂を他人の体に移植するという、内容のそれの為に、海馬コーポレーション(kC)を乗っ取り、武藤遊戯の大切な人である真崎杏子の体をベースとしペガサスの魂を移植するという計画。
しかし武藤遊戯とその仲間達の強力により、ユニオンそして元全米NO1チャンプのキース・ハワードが雇ったカードプロフェッサー(プロデュエリスト)達は全滅する。
逆上した夜行は遊戯に単身決闘を申し込む。
途中色々あったものの、魂と魂がぶつかり合うデュエルの果てに、夜行は遊戯と和解し
また夜行から邪神の毒気が消えた事でペガサスの病気も治った。
それから一週間がたった
そして、新しい戦いが始まろうとしていた・・
エジプト考古局、イシズとマリク、そしてリシドといったイシュタール家の面々はそこで働いていた。
仕事も終わりそろそろ帰ろうかというとき、イシズは胸がうずき妙な胸騒ぎを感じた。
彼女がつけている首飾りが奇妙な光を発したからだ。
普通の首飾りとは違うそれは、この世に7つあるといわれ、全てを集めたものには王の記憶を授かるとされる千年アイテムの一つ、千年タウク。
黄金で出来、煌びやかな千年アイテム。
そのひとつ千年タウクが光りだすという事はただ事ではない
リシド「どうしたのですか?・・それは!」
千年タウクには未来を見通す能力がある。
ドミノ町で行われた決闘大会バトルシティ(BC)トーナメント。
タダの戦いではない。この世に3枚あるとされそれら全てを集めたものにはあらゆる富と権力を得るとされる神のカードの主を決める大会。
その準決勝戦でイシズと当たった海馬瀬人(以降セト)との戦いの中、セトの未来をも見通すデュエルによって千年タウクの力は失われた。
リシドもそれを知ってて驚きの声を上げた。
イシズ「・・千年タウクが再び覚醒するとは・・」
マリク「一体どういうことなんだ・・千年タウクの能力は失われたはず・・」
自らの持つ千年ロッドをふと見るマリク。彼もまた千年アイテムの使い手なのだ。
リシド「奇妙だ・・もしやまた新たな戦いが始まるというのか・・」
マリク「そんなはずは・・」
ピピピ!
突如傍にあった電話が鳴った。出ると警備員からの電話だった
イシズ「どうしたの?」
警備A「た、大変です!ミイラが・・ミイラが動きだしあsdksv」
イシズ「何・・ですって・・」
マリク「様子が変だ!行ってみようリシド!」
イシズ「待ちなさいマリク!これは奇妙です!不用意に近づいてはいけません!」
マリク「大丈夫だって。僕達はあのBCを勝ち抜いたんだ!」
一階に行ったマリクとリシドはそこで信じられないものを見た。
ミイラを展示していたガラスケースが粉々になっており、そばに警備員が気絶していた。
そしてそこに立っていたのは、何処にでもいるような人間の女性だった。
茶色のロングヘアにブラックのドレスを纏った美女だった。
リシド「ば、バケモノ!」
マリク「くっ、これでも食らえ!
マリクは自分の持つ千年アイテムの一つ、千年ロッドを手に取った。
相手を洗脳しいのままに操る能力。しかしこの能力はその化け物にはきかなかった。
マリク「くっ、ならば直接刺してやる!」
マリクは柄を抜き刃を出現させた。千年ロッドは武器としても使えるのだ。
リシド「いけませんマリク様!不用意に近づいては!」
マリク「うぉおお」
しかしマリクの攻撃はその女性の目から出たビームの振り回した腕で遮断され、衝撃でロッドはマリクの手を離れた。
マリク「くっ・・」
痛がるマリク。リシドは体力には自信があり、屈強な男数人と互角の力を持つがそれでもこの化け物と戦う勇気はなかった・
この化け物と同じ部屋にいるだけで精気を吸い取られてしまいそうな感覚を覚えた。
リシド「こ、これが蛇に睨まれる蛙ということか・・」
イシズ「どきなさいマリク、リシド!銃を使います!」
現れたイシズは手にした機関銃で化け物を滅多打ちにした。
銃弾が化け物を貫通していく、しかし傷は直ぐに塞いでいく
イシズ「銃もきかないなんて・・」
怯えるイシュタール家の面々に始めてその化け物は口を聞いた。
?「お前達の攻撃ではわらわには届かぬ。それを使うがいい」
マリク「こいつ喋るぞ!」
リシド「それ、とは・・このカード、デュエルモンスターズの事か?」
?「そうだ。それこそがわらわ達を倒すゆういつの手段。カーを呼び覚ます召喚宝具・・」
マリク「カー?召喚宝具?」
イシズ「・・この化け物、古代エジプトの闇に葬られた歴史を知っているの?」
マリク「いいだろう、僕が相手だ」
リシド「マリク様危険です!ここはいったん出直したほうがいい」
マリク「いや、既に何人も犠牲になってるみたいだ。それにこの化け物を放置するわけには行かない」
?「若いな・・だがわらわはゾークなどとは違うぞ・・」
マリク「さっきからカーだのゾークだのわけのわからないことを・・」
決闘!
マリク「僕の先行!処刑執行人マキュラ召喚(星4/A1600)!カードを1枚伏せターンエンドだ。こい化け物!もっともお前が決闘のルールを知ってる程知能があればだけどな」
マリク 場:マキュラA1600
伏せ 1 ライフ4000 手札4
相手を挑発するマリク、しかし本心は違う。初めて面と向き合った化け物の姿を見て心は恐怖しているのだ。
さっきの暗いところでは見えなかったが、この化け物、いや化け物といっていいものかというくらい今は普通の人間の若い女性そっくりの姿をしている。
しかし・・向き合ってるだけで鳥肌が立つような恐怖、それは即ち相手が見かけとは違う普通の人間とは違うという事を証明していた。
?「舐めるでない、小童が・・。わらわのターン、ドロー。フン、マキュラか。お前は生前わらわの前で罪人を処刑するのが仕事じゃったなぁ・・」
マリク「な、何を言ってるんだお前は!」
イシズ「・・やはり、この女は闇に葬られた歴史を知る者・・?」
?「そんなお前がわらわを裏切るとは・・裏切り者には死を」
リシド「マリク様!きます!」
?「魔法カード地割れを発動する。消え去れ裏切り者」
場の中で攻撃力の低いモンスターを破壊するカード。
ここまでは普通のデュエルだった、現実に地面が割れるまでは
リシド「なっ!・・これは本当に割れている!」
イシズ「ソリッドビジョンではない・・まさかこれは闇のデュエル!」
?「ほぉ・・現代に生きるものもその存在を知っていたとは・・
しかしわかっていた所で対処する術もない。
決闘は続く。わらわは魔法カード「闇の蒐集」を発動する。これは相手のデッキより闇のモンスターを奪うカード。さぁ、見せるがいい」
相手にカードを選ばせるため嫌々ながら近づくマリク。
マリク「(くっ・・なんて威圧感だ・・なんて恐怖なんだ・・相手に命を握られているような・・)」
?「ふむ・・ならばこのカードを・・」
選ばれたのは地獄詩人ヘルポエマー、戦闘で破壊されたとき墓地で効果が発動される詩人モンスター。
リシド「だがあのモンスターには生け贄が必要、さらに効果発動までは手順が要る」
イシズ「狙って発動するのは難しい・・
?「甘く見るなよ?わらわは手札抹殺を発動する。お互いのプレイヤーは手札全てを捨て、捨てる枚数の前の数だけドローするカード。マキュラの特殊効果は場から破壊された時好きなタイミングで手札の罠カード1枚を発動できる能力。封じさせてもおう
そして墓地より怨念のキラーパペット(4・A1600)を特殊召還する。
このカードは魔法の効果により手札から墓地へ落ちたとき・・場に特殊召還できる。
そしてこれを生け贄に捧げ・・お前から奪ったモンスター、地獄詩人ヘルポエマーを生け贄召喚する」
?「お前の場にモンスターはいない。直接攻撃!」
マリク「甘いね・・僕はこのタイミングで聖なるバリアミラーフォースを発動する!」
イシズ「墓地に落ちたはずじゃ・・」
マリク「あの時僕の手札には罠カードがなかったのさ。でも相手はマキュラが出たとなれば嫌でも手札に罠があると思い込んでしまう。そして罠にかからない為になんらかの手段を用いてマキュラを排除しようとする。僕はそれを利用したのさ
そしてお前の手札抹殺!お前は僕の手札の罠を撲滅しようとたくらんだろうが・・さっき言ったとおり僕の手札には罠カードはなく、お前の狙いは外れたのさ!
さらにだ!幸運にも僕は手札抹殺のドロー効果でデッキから罠カードを引く事ができた!
それがこの聖なるバリアミラーフォースだ!消えろ!」
?「ほぉ、少しはやるようだ。中々現世も楽しませてくれる
カードを2枚伏せターンエンドだ」
? 場:モンスター 0 伏せ2 手札4 ライフ4000
リシド「さすがマリク様・・あの状況で相手に罠をかけるとは・・」
イシズ「でも今度はマリクが罠をかけられたようです、相手の場には伏せカードが2枚。これでは中々攻撃する事が出来ない」
?「今度はわらわがお前を試すときだ」
マリク「あいにく僕は臆病者じゃないんでね!僕はカードを1枚伏せ、追蹴人リアリ(3・A1500)召喚!攻撃だ!」
イシズ「いけない、マリク!」
?「勇気あるな、いや、それは無謀というべきか。罠発動、隠れ穴!手札から星4以下のモンスター1体を特殊召還する。わらわは手札よりアマゾネスの守護兵(星3・A1300)を特殊召還。このカードが特殊召還したとき、相手の星4以下のモンスター1体を破壊する。当然、リアリを破壊する」
イシズ「だからあれほど・・」
マリク「へぇ、同じ効果を持つモンスターか」
?「何?・・!わらわのモンスターが・・」
マリク「リアリは破壊された時お前ノモンスターと同じ効果を発動する」
リシド「これで振り出しに戻ったか・・」
?「お前もしつこい男じゃの・・このまま互いが意地を張り合っていても仕方ないじゃろう・・」
マリク「お前が今までどおり死の世界にいればそんな必要はないさ」
マリク 場、モンスター:0 伏せ1、ライフ4000 手札3
? 場、モンスタ:0 伏せ1、ライフ4000 手札3
?「だが先に息切れするのはお前のほうだ。
私のターン。ゾンビマスター(4・A1800)召喚。さらに手札1枚を捨てる事で墓地よりアンデット1体を蘇らせる。墓地よりゾンビチューナー(2・A400)特殊召還。
さらに魔法カード生者の書−禁断の呪術を発動する。
墓地より を特殊召還する。お前は墓地よりモンスターを1体除外するがいい」
マリクは自分の墓地からジュラゲドを除外した。
?「そしてゾンビチューナーはチューナーモンスター」
リシド「チューナーモンスター?」
イシズ「
リシド「し、しかし何時の間に墓地にそのチューナーとやらを送ったんだ・・」
イシズ「恐らく手札抹殺を発動したとき、奴の手札にあったのでしょう・・」
?「この3体を供物とし・・墓場より蘇ろ!再び世界は闇に染まる!シンクロ召喚!
シンクロモンスター、リッチーを召喚!」
ついに現れたレベル8のアンデットシンクロモンスター、
マリク「この女・・さっきまで死人だったくせに最新のシンクロモンスターをこうも簡単に操るとは・・!」
?「消えろ、マリク・イシュタール!」
マリク「どうかな・・僕は伏せカードオープン!リビングデットの呼び声発動!墓地より蘇らすのは・・神!」
?「こ、これは・・!」
ラーの翼神龍 蘇生召喚!
マリク「これが僕の切り札だ」
イシズ「な・・あのカードは武藤遊戯に渡したはずでは・・」
マリク「器の遊戯が僕に言ったんだ、やはりこのカードは君が持つべきだよってな」
?「・・久しぶりだな、ラーよ。しかしお前はゾークの前にやぶりさった。そのお前がゾーク以上の力を持つわらわに勝てるか・・?ふふ、そんなに唸るでない・・怯えてるのか?ラーよ」
マリク「違うな、お前を焼き殺す機会を得て喜んでるんだよ、神はなァ!
これで終わりだ!ゾークだの何だのわけのわからない事はあの世でしろ!
ラーの特殊能力発動!ライフ1000を引き換えにあらゆるモンスターを焼き払う!(LP4000→3000)」
GOD
ラーの特殊能力の一つがリッチーに炸裂する。アンデットシンクロモンスターといえど神の前には無力。その業火で骨まで残さず燃えはられた。
?「・・ほぉ・・流石、千年アイテムに選ばれし人間だけはある
・・騒がしくなってきたな、今日はこの辺にしてやろう」
マリク「ま、待て!」
?「騒がしいのは嫌いじゃ」
警察が着たことにより、謎の女は壁を破壊し、どこかへ姿をくらました。
イシズ「一体・・この世界に何が起きているの・・」