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新型救命救急センター新設へ/平塚市民病院が将来構想
- 政治・行政
- 2008/09/26
平塚市は、平塚市民病院(同市南原一丁目)について、救急専門医を配置して新型救命救急センターを新設することなどを柱とする「平塚市民病院将来構想案」をまとめた。診療機能の充実のほか、経営指標に具体的数値目標を掲げた経営を行う。十月から市民意見を募集し、年内の策定を目指す。
新型救命救急センターは、診療機能の充実策の一環で、救急専門医を配置して、二十四時間三百六十五日、急患の受け入れが可能となる。また、がん診療センター新設など臓器別・疾患別センター化によるチーム医療の提供、日帰り手術と短期入院治療の充実も図る。
市民病院は、二〇〇六年に耐震診断によって建て替えの必要が指摘された南棟に替わり、地上五階地下二階、総床面積約一万八千平方メートルの新救急棟と新外来棟を建設する。総事業費百七億円。一一年度着工で、新救急棟は一三年度、新外来棟は一五年度に利用を開始する。
自立的経営に向け、一〇年度から事業管理者により病院運営を統括。一一年度までに収支の改善を目指す。新棟整備事業終了後の医師数は、現在より二十八人増員の九十六人を予定し、病床数は九十床少ない四百十六床となる。
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