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社長定例会見

君和田正夫社長 定例記者会見要旨

2008年9月25日
※視聴率状況について、北京五輪について
君和田社長
:あと1週間で上期が終わる。全日は3位、ゴールデンは5位、プライムは民放3位、プライム2は1位。各区分とも前年同期から落ちて、若干苦戦している。オリンピックについて、営業成績はまずまずだが、民放の視聴率は例年のオリンピックと同じくらいだったものの、NHKの1人勝ちという感じだった。また当社としては19、20時台ゴールデンの弱さを克服していないということが大きく影響したかなと思っている。10月改編を頑張っていかないといけない。
※10月改編について
上松取締役
:10月改編、1月改編はまさに「開局50周年」の総仕上げの時期なのでしっかりと取り組んでいきたい。月・火・水の19時台3番組を一気に改編し、当社の特色を強く打ち出した報道・情報性の強い3番組を揃えた。月曜19時には「報道発 ドキュメンタリ宣言」。真っ向からゴールデンタイムにドキュメンタリーをやろうと腹をくくった。これまで見るものが無いと嘆いていた方々にもドキュメンタリーの面白さをお見せしたい。火曜19時には「学べる!!ニュースショー!」。劇団ひとりさんと新人の八木麻紗子アナウンサー、池上彰さんなどとともに、実際に起きたニュースを元にそこから何を学べるかというもので、昨日は3時間スペシャルを放送したが12.5%と健闘し、楽しみなスタートを切った。水曜19時は水曜のネオバラで好評だった「衝撃風景バラエティ ナニコレ珍百景」。ネオバラ枠の中ではファミリー視聴に耐えうるもので、幅広い視聴者層にマッチしているので、枠移動をして19時台で挑戦していきたい。ドラマでは水曜21時に「相棒season7」を2クール、木曜21時に「小児救命」。社会問題になっている小児科医の不足などをテーマにした社会性の強いヒューマンドラマで小西真奈美さんがテレビ朝日系列で初主演する。金曜21時は「ギラギラ」。佐々木蔵之介さんが連ドラ初主演である。夜の六本木を舞台にした濃密な大人のドラマを展開する。金曜ナイトドラマは「サラリーマン金太郎」。これは永井大さん主演バージョン。木曜ミステリー「おみやさん」は第6シリーズだ。その他スペシャルドラマや大型スポーツイベントも続々用意している。
※スポーツについて
早河副社長
:「2010年FIFAワールドカップ南アフリカ アジア地区最終予選」は10月15日(水)に日本対ウズベキスタン。8試合の中で最初のホームゲームが行われる。2005年には視聴率40%台が3本あったが、今のチームは若干人気が劣るので、サッカー協会と一緒になって盛り上げていきたい。本戦に行かれるかどうか、大きなポイントだ。野球は3位のチームが確定していない。今のルールだと3位になったチームが日本シリーズに出るということもありえる。現段階では何も言えない。ロードレースだが、11月2日(日)「第40回 全日本大学駅伝対校選手権大会」はもしかしたら選挙の投票日と重なるかもしれない。11月16日(日)「第30回 東京国際女子マラソン」(今年で終了)、12月7日(日)「第62回 福岡国際マラソン」と続く。フィギュアスケートは「グランプリシリーズ」アメリカ大会は安藤美姫選手が出る。その後、カナダ、中国、フランス、ロシア。NHK杯があって、最後はキム・ヨナ選手が出場するソウルの「グランプリファイナル」。季節感も合うので期待している。
※営業状況について
君和田社長: 8月はスポットが90%割れだが、オリンピックがあったため、前年比で、タイムと合わせると109%くらいだ。スポットの広告市場が縮小している状況に変わりはない。9月も状況は変わっていない。スポットは80%少し超えればいいくらいだ。タイム・スポットのトータルで90%がひとつの目安になるか。9月に入っても回復する兆しはない。金融不安などもあり、悪化している。10月は若干戻しているが、90%に戻す程度。
※クロスメディア展開について
上松取締役
:直近の9月26日(金)23:15から「ツジツマ」という番組を放送する。これはタレントの中川翔子さんや河本準一さん、シンガーソングライターの中村中さんら3人の方にお題目を3つ出して、それをもとにツジツマをあわせてストーリーを作るという番組。これについてウェブ展開、モバイル展開、さらにインフォマーシャルも行う。ワンセグ対応は、独立編成に向けての改修が終了し体制が整った。最初の一番大きな取り組みとして、「2010年のFIFAワールドカップアジア地区最終予選」の日本対ウズベキスタン戦の日に試合前、5時間にわたって独立編成を行う。新人の竹内由恵アナウンサーが担当して、過去の名場面や、日本の初戦・対バーレーン戦やウズベキスタンの初戦を流しキックオフまで盛り上げたい。さらに放送中はスコアが見やすいように大きく提示する。これが最初の大きな展開になるが、もし日本シリーズなどを放送する場合はスーパーを大きくする。ニュース等の展開など徐々にやっていきたい。今年度の後半はトライアル期間として来年度以降に備えたい。
※朝日新聞社との資本提携のその後について
君和田社長
:前にも申し上げていると思うが4つのワーキンググループを作って、作業を進めて既に現場レベルで始まっているものもある。1つは「番組と紙面の連携」。これは総選挙が近いということで、例えば、大人海戦術作戦というか、事前の投票の出口調査などは新聞社1社だけではできないので、当方と一緒に選挙本部として機能しているところ。インターネットへの露出もスピードを持ってやらなければならない時代になっているので、双方で取り組む。2つ目は「広告と営業」で、これは双方、チームを作って、狙っているのはクロスメディアだ。その前段で新聞とテレビが同時に広告をできないかということで、すでにいくつか話が進んでいる。それにインターネットとどう連携するか、というのがひとつ。テレビ、新聞、それに第三者(ICT)この部分がクロスメディアに入ってくる。まだ申し上げられないが着実に進んでいる。3つ目が「人事交流と合同研修」で、たとえば11月に合同会社説明会をやろうと、いろいろ考えているようだ。その他、事業などはワーキンググループを作っていないが、展覧会や出版部門など次々に手がけている。いちいち発表する性質のものでもないので、現場先行で進んでいる。
※地デジの普及状況と取り組みについて
早河副社長
:今月がテレビ朝日の当番月になっていて、あわせて60を超える番組で80回以上告知しようということで、目標はほぼ達成できると思っている。今月下旬から「相棒」などのリピート枠でも「相棒」の水谷豊さんと寺脇康文さんにご出演いただき、1分と30秒の2パターンの地デジの魅力を紹介していくなど、あらゆるジャンルの番組、あらゆる層に訴えかけていくということで、各現場が非常にのってやってもらっている。9月は8月の地デジに関する問い合わせの数の3.7倍になっている。一番多いのは「総務省のコールセンターの連絡先を教えてほしい」というものだが、トータルで告知すればするほどリアクションもあり、その中の意見も参考にしつつ、あと1週間やっていきたいと思っている。
※地デジの普及とラテ欄変更の進捗について
早河副社長
: 10月中旬には世帯普及率についての再調査の集計がわかる。その時点ではおそらく50%前後になっているだろうと思う。50%を越えたら新聞各社におじゃまするなり、要望書を出すなどして紙面のチャンネル順の変更をお願いする計画だ。
※リーマンの債券に関し、資金の運用方法について
君和田社長
:運用のルールがある。5つの格付け機関がすべて「A以上」でないと運用しないという規則になっている。この点でいうと全く問題なかった。しかし、問題なかったはずなのに、問題が起きたということで、運用の方式を見直さないといけない。見直し作業を大至急やっているところである。
                         
以上

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