栃木

　自治医科大（下野市薬師寺）は２６日、来年度の医学部入学者の募集要項を公表した。医師不足に対応するため、国が進める「緊急医師確保対策」に基づき、来年度から９年間にわたり、県内入学生の定員枠を毎年３人ずつ、計２７人増員する。県の定員枠は１学年２～３人だが、これが５～６人に倍増する。

　入学者は、入学金や授業料など学費相当分を貸与する県の奨学金制度を受けられる。卒業後に県内の医療機関で９年間勤務すると、奨学金の返還が免除される。

　募集要項は同大や県医事厚生課などで配布している。問い合わせは同大・学事課（電話０２８５・５８・７０４５）へ。【葛西大博】