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[最初に結論を持つ人は、その結論を守るために、筋の通る説明から逃げる]


飛行機とハイジャッカー


彼らに操縦ができたのか?



 ハイジャッカーとされた者達の中には、小型飛行機であるセスナの操縦免許を持っていた者
がいたとされる。その彼らがボーイングB767やB757といった大型の旅客機の操縦ができた
のだろうか?

 次の写真はセスナ機の操縦席、その下はボーイング757の操縦席だ。大きさを比較しやすいように操縦桿の幅を一緒にしている。





 もう全く別の機械だ! そうとしか言いようが無い!
 普通乗用車と大型バスやダンプカーの差どころではない。これでは「全く別の乗り物」といった方が正確なのではないだろうか?

 右の写真の男は、アメリカン航空77便(ボーイング757型機)を操縦して米国国防総省(ペンタゴン)ビルに突っ込んだとされる、ハニ・ハンジョウルである。彼はセスナの操縦免許を持っていたとされる。しかし彼が2001年2月に飛行機を借りようとしたときに、その操縦技術をテストしたフェニックスの航空学校の教官は、彼の技術があまりにもお粗末でありおまけに英語をまともに話せないことに気付いた。Newsday紙2002年6月4日、Cape Cod Times2001年10月21日、CBSNews2002年5月10日、など)  

 もちろん彼が飛行機を借りることはできなかったのだが、そのわずか半年ちょっとの後で、ハンジョウルはボーイング757型機を見事に操縦し、ペンタゴンに突っ込んだ・・・(?)


 次のアドレスは日本の航空大学のHPから、操縦訓練のカリキュラムとそれに必要な期間が書かれてあるページである。詳細を含めて、是非とも目を通していただきたい。
http://www.kouku-dai.ac.jp/training/1.html

 操縦士を目指す人たちは、寮生活を営みながらセスナなどの小型飛行機を操縦できる自家用操縦士に相当する厳しい技術訓練を10ヶ月かけて行い、その後さらに14ヶ月をかけて徐々に機種を大きく複雑なものに変えて訓練し、「事業用操縦士(単発・多発)」の資格と「計器飛行証明」を取得する。
 ここまでで2年の年月をかけるのだ!

 それがエアライン・パイロットになるための最低限の基本だが、それでもまだ大型機を操縦できるわけではない。
 次の「航空大学校2009年度学生募集要項」から、後の方にある「卒業」という項目をお確かめいただきたい。
http://www.kouku-dai.ac.jp/digipan/2009dijipan.pdf

 航空大学卒業後に航空会社に入社して、2〜3年かけたシミュレーターによる訓練を積んだうえでようやく副操縦士になる。それからさらに8年から10年の飛行経験を経てやっと操縦士(機長)になることができる。さらに、機種変更時や機長への昇格時はもちろん、半年とごに技術と健康状態を厳しくチェックされるのである。これが大型旅客機の操縦士なのだ。
 この事実が、大型旅客機の操縦がいかに困難な作業なのかを如実に物語っている。

 

 実際の大型機を操縦するパイロット達にとって、「セスナの操縦すらまともに出来なかったハニ・ハンジョウルがわずか半年ちょっとでボーイング757型機を操縦できるようになった」などという米国国家公認のデマ・流言蜚語は、侮辱以外の何ものでもあるまい。

 ハンジョウルばかりではない。アメリカン航空11便を操縦したとされるモハメド・アッタにしても、わずかに単発と双発のセスナ機の操縦免許を持っていただけだとされる。本当にそれに必要な技術を持っていたのかどうかすらも確認のしようが無いのだが、それ以上に、彼が別の航空学校で大型機の訓練をした形跡は全く存在しない。


 ところで、右の写真は2006年に9・11事件の主犯格とされたザカリアス・モサウイの裁判で正式な「証拠」として採用されたフライト・シミュレーターである。

 ただし、このシミュレーター自体はパンナム航空学校のものだが、この裁判によると。ハイジャッカーたちはこのような機械を使って「飛行訓練」を行ったそうである。

 ということは・・・

 ビンラディンはどこかの国からこんな精密機械を買って(?)秘密裏にアフガニスタンの山奥の洞窟に運び込み(?)、膨大な電力を消費しながら(?)彼らを訓練させた(??)、ということになる・・・。
 

 こんなトンデモが正式な裁判の決定になるのだから、アメリカという国はよっぽど狂っているのだろう。かつての大日本帝国の「大本営発表」も嘘ばかりだったようだが、それでも現在の「アメリカ合衆国大本営発表」の大嘘つき振りには歯が立つまい。


(※ ここから先は、ある一部の特殊な人々に対する言葉です。普通の人はどうか気にしないでください。)


[事実を指して「陰謀論!」と叫ぶ大嘘つきどもへ告ぐ!]

 あくまでもこの種の「トンデモ新興宗教奇跡譚」を信じ込み、他人に信じることを強要するというのなら、先ほどの航空大学のカリキュラム、各航空会社での厳しい訓練とチェックのすべてが嘘であることを証明したうえで、航空大学と航空会社にカリキュラムと規定の書き直しを要求するがよい! できるものなら!
 
 それができないのなら、彼ら「テロリスト」が大型機を操縦できなかったことを正直に認めるべきである。嘘は事実の前に消え去るのみだ。


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お願い:ここに書かれてあることに異なるご見解はあるだろうが、写真やビデオ、明確で信頼の置ける資料を元にしたより精密で正確な分析を沿えたうえで、ご批判いただきたい。)