舛添厚労相は25日、後期高齢者医療制度について、制度の廃止もあり得るとの20日の発言を大きくトーンダウンさせ、制度を維持し、改善していく考えをあらためて示した。
「(制度の)廃止なのか、見直しなのか、改革なのかといったことではなくて、『75歳だけ何か差別されて嫌だ』という感情にどう応えるかだ」−舛添厚労相はこのように述べ、後期高齢者医療制度は維持し、改善していく考えをあらためて示した。先週末の制度廃止とも取れる発言からは大きくトーンダウンした。
一方、今後の制度の在り方を検討する検討会が初めて開かれ、「75歳以上を切り離したことが国民の不満を招いた」などと批判が相次いだ。約1年かけて具体的な見直し案について議論していく方針。
(09/26 01:04)