2008年 9月 25日 |
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岡山駅突き落とし少年検察官に逆送致
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今年3月、JR岡山駅で男性を線路に突き落として殺害したとされる少年の審判が25日、大阪家庭裁判所で開かれました。少年は検察官に逆送致され、大人と同じように刑事責任を問われる事になりました。大阪府大東市の18歳の少年は、今年3月25日の夜、JR岡山駅のホームで岡山県職員の假谷国明さんを線路に突き落とし死亡させたなどの非行事実で家庭裁判所に送致されていました。25日の決定で大阪家裁の小島正夫裁判官は、犯行動機について「就職の問題で父親に突き放されたと感じ、怒りと落ち込みから逃れるため、刑務所に入ろうと考えた」としました。さらに、そうした考えは、少年の発達障害によるところが大きいとしましたが、事件の重大性から少年の身柄を検察官に送り返す事を決めました。少年は今後、起訴され、成人と同じ刑事裁判を受ける事になります。
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菓子工業組合が事故米使用再発防止策
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農薬に汚染された疑いのある米の粉が岡山県内の菓子業者に販売されていた問題で、岡山県菓子工業組合は再発防止の対策をまとめました。この問題は農薬に汚染された疑いのある米粉が県内の菓子製造業社16社に販売されていたものです。岡山県菓子工業組合の武田修一理事長は原材料を購入する際は今まで以上に情報収集を徹底し、国などに対して原料や添加物の検査を強化することを求めるとしています。今回の問題で業者の中には売上が2割から3割減少したり、銀行からの融資が滞っているところもあり風評被害の拡大が心配されています。岡山県の調べでは汚染米の米粉が販売された業者の製品からは農薬のメタミドホスは検出されておらず、健康被害の報告はないということです。
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汚染米使用加工食品、各地の給食に
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高松市の私立幼稚園で、カビで汚染された米が使われた疑いのある加工食品が給食として提供されていたことが分かりました。提供されたのは、東京のすぐる食品が製造した、オムレツなど2種類の卵加工食品で、汚染米で作ったデンプンが使われていました。香川県によりますと、2004年2月から今年2月までの約4年間、高松市にある私立幼稚園1ヵ所の給食で、910食が提供されたということです。香川県が私立の幼稚園と中学・高校、50校を対象に調査を行い明らかになったものです。また、岡山県でも25日、新たに瀬戸内市と真庭市にある公立の幼稚園と小・中学校8ヵ所で汚染米で作ったでんぷんを使った玉子焼き961食を給食で提供していた事がわかりました。いずれも健康被害の報告はないということです。
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香川用水の取水制限見直し
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来月から農業用水の需要が減ることから四国地方整備局などは香川用水で行なわれている取水制限のカット率を見直し、生活用水の確保を図る方針を示しました。これは25日の吉野川水系水利用連絡協議会の幹事会で提案されたものです。高知県の早明浦ダムの貯水率は午後5時現在、8.5%とわずかながら回復しているもののダムに流れ込む水が減り、香川用水に供給する水の量を60%カットする第4次取水制限が再開されています。このまま雨が降らなければ来月上旬には再び0%になる見込みです。幹事会では来月、農業用水の需要が減少することからその分を生活用水として確保するため来月11日から取水制限のカット率を見直すことや0%になった場合再び、発電用水を放流することが提案されました。この提案は26日の協議会で正式に決定します。
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岡山県の山口副知事、今月で退任
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岡山県の山口裕視副知事が今月いっぱいで退任する事になりました。山口副知事は国土交通省出身でおととし7月に岡山県副知事に着任しました。2年3カ月にわたって観光や保健福祉の担当を務めましたが、今月いっぱいで退任し、国土交通省に大臣官房参事官国際企画担当として復帰します。岡山県は、行財政改革の一環として副知事を当面一人体制にする事を先月決めていて、後任の副知事は置かない方針です。県では、副知事の一人体制で年間約4000万円の削減効果があるとしています。これで岡山県の副知事は県職員出身の島津副知事一人となり、2002年から三代続いていた女性副知事は途切れます。
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樹皮はぎ取られた桜の木を伐採
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今年5月、樹皮が何者かにはぎ取られているのが見つかった香川県三木町のヤマザクラの木が枯れ始め25日、伐採されました。伐採されたのは三木町が管理する「虹の滝キャンプ場」のヤマザクラ7本です。いずれも高さ15メートルほどで樹齢は50年を超えています。このヤマザクラの木は今年5月に、何者かによって樹皮がはぎ取られた状態で見つかったものです。栄養が十分に行き届かず、枯れ始めている事から、木が倒れてキャンプ場の利用者がケガをするのを防ぐため三木町では伐採する事を決めました。樹皮は伝統工芸品の「樺細工」や、漢方薬に使うためはぎ取られたものとみられています。三木町は警察に被害届を提出し、警察が森林法違反の疑いで捜査しています。
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岡山県警察学校初任科卒業式
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岡山県警察学校の卒業式が25日行われ、85人が警察官としての第一歩を踏み出しました。卒業式を迎えたのは今年4月から法律や逮捕術など、基礎教養を学んできた女性11人を含む85人です。式では県警の江原伸一本部長が「若さと情熱をもって、県民の期待と信頼に応えられる警察官になってください」と卒業生を激励しました。このあと卒業生を代表して丁田真吾さんが「培ってきた気力・体力に加え仲間との絆を胸に、何事にもチャレンジしていきたい」と決意を述べていました。警察学校を卒業した85人は25日付けで、岡山県内にある20の警察署に配属されました。
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飲酒厳罰化で人身事故件数減少
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飲酒運転の罰則を強化した道路交通法の改正から1年が経ちました。岡山では飲酒運転による人身事故の年間件数が約3割、減少した事が分かりました。岡山県警によりますと、法改正後の1年間で飲酒運転による人身事故は87件発生し、前の年に比べて40件少なくなっています。死者数も11人から5人に減りました。飲酒運転による事故は追突事故が最も多く全体の3割を占めています。去年9月に改正された道路交通法では正常な運転ができない恐れのある「酒酔い運転」の場合、懲役刑の上限3年が5年に、ひき逃げの場合、5年が10年に大幅に引き上げられるなど厳罰化されていました。岡山県警では、今後も取り締まりを行い、飲酒運転根絶を目指したいとしています。
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岡山市で人形コレクション
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日本人形や市松人形など日本古来の伝統的な人形を集めた展示即売会が岡山市の人形専門店で開かれています。この展示会は、岡山市の人形専門店の「こどもや」が毎年開いているものです。会場には日本人形や博多人形、市松人形といった古くから人々の生活の中で親しまれてきた人形を中心に約500点の作品が展示販売されています。「雨上がり」と名付けられた日本人形は水たまりを避け、すそを上げて歩く芸者のつやのある仕草が印象的です。この展示即売会は岡山市の「こどもや」で来月13日まで開かれています。
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