C型肝炎などの治療薬「インターフェロン」の使用後、間質性肺炎を発症する副作用報告が2004年4月―今年5月までに223例あり、うち22例が死亡したとして厚生労働省は25日、医療関係者向けに慎重投与や一部使用禁止を求める医薬品・医療機器等安全性情報を出し、注意を呼び掛けた。
過去に同肺炎にかかった患者に使用する場合には定期的に検査するなど慎重な使用を要請。特に副作用報告が多い中外製薬の「ペガシス」は、同肺炎経験者への使用を禁止した。
インターフェロン製剤は国内で8種類販売され、推計約16万8000人が使用。今年度からB・C型肝炎のインターフェロン治療への公費助成が始まり、使用者の増加が見込まれている。(25日 22:39)