自民新総裁に麻生氏 24日に新内閣発足自民党は22日午後の両院議員総会で麻生太郎幹事長(68)を第23代総裁に選出した。所属国会議員と都道府県連代表による投票の結果、麻生氏がほかの4候補を大差で破った。24日に福田康夫首相(72)の後継となる第92代首相に指名され、同日中に新内閣を発足させる。 麻生氏は議員、地方票合わせ527票のうち351票を獲得。66票の与謝野馨経済財政担当相(70)、46票の小池百合子元防衛相(56)、37票の石原伸晃元政調会長(51)、25票の石破茂前防衛相(51)に大差を付けた。 麻生氏は細田博之幹事長代理(64)に後任幹事長就任を要請、細田氏は受諾した。保利耕輔政調会長(73)、笹川尭総務会長(72)、古賀誠選対委員長(68)、大島理森国対委員長(62)、菅義偉選対副委員長(59)はそろって再任する意向で、細田幹事長をサポートする党顧問に森喜朗元首相(71)を起用する。 総裁任期は福田氏の残り任期の来年9月まで。麻生氏は参院で野党が主導権を握るねじれ国会の閉塞状況打破を目指し、10月中に衆院解散・総選挙に踏み切る構えだ。 国民的人気のある麻生氏だが、安倍晋三前首相(54)、福田首相と2代続いた任期途中の退陣への批判が広がる中、次期衆院選は自民党にとって厳しい戦いになりそうだ。 麻生氏は補正予算案を成立させた上での解散を模索しているが、与党内には臨時国会冒頭解散を求める声も強く、野党の対応を見極めながら最終判断する。
【共同通信】
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