別の女児にもわいせつ容疑　宝塚署が教諭再逮捕　

　担任をしていた女子児童の体を触ったとして宝塚署に強制わいせつの疑いで逮捕された宝塚市立小学校教諭鍛治真人容疑者(３４)＝三田市香下、同罪で公判中＝が、別の女子児童にも同様の行為をしていた疑いが強まり、同署は二十四日までに、強制わいせつの疑いで同容疑者を再逮捕した。黙秘しているという。

　調べでは、鍛治容疑者は五月二、七、十四日の計三回、いずれも午前十時ごろ、勤務先の小学校の教室内で、女子児童の服の上から上半身を触った疑い。その様子を私物のデジタルビデオカメラで隠し撮りしており、教室内にはほかの児童もいたという。同署が自宅を家宅捜索した際、映像を保存したＤＶＤを見つけた。映像には同容疑者の顔も映っていた。

　鍛治容疑者は二〇〇六年九月、但馬地域であった自然学校で、就寝中の女児を自室に連れ出し、わいせつな行為をしたとして逮捕、起訴された。

　市教委によると鍛治容疑者は、このわいせつ行為で保護者から学校に連絡があった昨年十月から体調不良を理由に休職。今年三月末に復職し、四月に現在の小学校に異動したが、現校長にはわいせつ行為の件は引き継がれなかったという。

　同容疑者は現在、起訴休職中。市教委の岩井宏教育長は「誠に遺憾で、深刻に受け止めている」としている。

(9/24 22:21)