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県産はえぬき300トン出発 全農山形統合後初の出荷式

2008年09月25日 18:24
今年初出荷となる県産はえぬきをトラックに詰め込む関係者=山形市・全農ライフサポート山形
今年初出荷となる県産はえぬきをトラックに詰め込む関係者=山形市・全農ライフサポート山形
 JA全農山形(遠藤芳雄運営委員会長)の本年産「県産はえぬき」の新米初出荷式が25日、山形市松原の全農ライフサポート山形で行われた。4月の山形、庄内両本部統合により、県内1つになった全農組織としては初めての出荷。約300トンを県内のスーパーなどに向け発送した。

 これまでは、山形、庄内両本部がそれぞれ、はえぬきやコシヒカリなどの米を出荷してきた。昨年産は山形が約12万2000トン、庄内は約9万トンを取り扱った。山形は14年、庄内は12年連続で、食味ランキング「特A」を受賞。今年は、取り扱い目標を25万トンとしている。

 本年産の刈り取りは、昨年よりも少し遅れ気味。これまでの検査では、全量が1等米となっている。初出荷されたはえぬきは、JAやまがた、JA山形おきたま、JA庄内たがわで集荷された。

 出発式を前に全農関係者らが神事を行い、「はえぬき」の連続特A獲得などを祈願した。遠藤会長は「新生全農山形として、山形米の安定供給と信頼確保に向け、JAや関係機関と一体となって万全を期す」とあいさつ。引き続き、役員らによるテープカットを行い、はえぬきの新米を積んで出発するトラックを見送った。精米されたはえぬきが県内で店頭発売されるのは26日。10月から本格的な出荷に入る。

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