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シリーズ最新作「007/慰めの報酬」から、あの名セリフが消える!
いい“お約束”は残してほしい |
[eiga.com 映画ニュース] 007シリーズで悪役などに名前を聞かれたジェームズ・ボンドは決まって姓から名乗り、「ボンド、ジェームズ・ボンド」と答える。過去にボンド役の6人の俳優が言ってきたこの名フレーズが、最新作「007/慰めの報酬」(11月14日全米公開、09年1月日本公開)から消えるようだ。
「『ボンド、ジェームズ・ボンド』のセリフは当初の脚本にあったんだ」と、マーク・フォースター監督が英インディペンデント紙の取材に答えた。「何カ所かにそのセリフがあり、脚本通りに撮ろうと思ったが、そのシーンは望み通りに機能しなかった。それでカットしたほうがいいと感じたんだが、(プロデューサーの)バーバラ・ブロッコリとマイケル・ウィルソンも同意して、ダニエル・クレイグも同意してくれた。ボンド映画にはいくつかの“お約束”があるが、柔軟な対応に感謝するよ」
前作「カジノ・ロワイヤル」でスパイの秘密兵器としてのガジェットメカが消え、ボンドガールの名前もごく普通にある名前になったシリーズの最新作は、英国情報部MI6のスパイ、ボンド(クレイグ)が前作で亡くした恋人ベスパー・リンド(エバ・グリーン)の復讐を果たそうと奮闘する物語で、シリーズ中異例の“続編”。脚本はニール・パービス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギスによるものだ。
フォースター監督によると、今回セリフの無駄な重複を省いたのは、アクションコーディネーターに「ボーン・アルティメイタム」のダン・ブラッドリーを起用したように、物語的にもスピーディな展開を目指したからだそうだ。
そのせいか、ネット上で多くの映画情報サイトが報じているように、上映時間はシリーズ最短の1時間44分になる見通しだ。
【関連サイト】
- 「007/慰めの報酬」オフィシャルサイト
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