家族が出払って、やっとパソコンで書ける。携帯だと文字制限があるので分割するハメになる。
実家では衛星放送が見れるので、朝から晩までテレビをつけていても飽きることがない。先ほどもWOWOWでＣＳＩマイアミを見ていた。息の長い番組だ。
ところで、ＮＨＫではＨＶで面白い番組が放送されていた。「フロンティア 人類の消える日」というタイトルからして関心をそそられる番組。
内容は、ある日突然、地球上から全ての人類が消えたらどのような現象がその後起こるか、を科学者たちがシミュレーションしたもの。
さながら映画のようだが、主人公は「地球」だ。
残念ながらオレはバカなので、どのような順序でどのような現象が起こったかうろ覚えになっている。よって覚えている範囲で列挙する。
先ず、ドライバーを失った車が次々と衝突事故を起こす。他の乗り物、飛行機なども、燃料の枯渇と共に地上に落下。悲惨な着陸が各地で起こる。
そしてその爆発、または乗り手不在のエンジン掛かりっぱなしの車などから、大量の二酸化炭素が排出される。
また、人類が地上から消えたことで気温が１度程度下がり涼しくなる。人間一個体でかなりの発熱量のようだ。
更に世界は静けさを取り戻す。人工的な音を立て続けてしか生きていけない人類が消えたからだ。
次に、指令者を失った電力供給が、過剰供給のストップのために安全装置が働き自動停止。世界は再び闇に包まれる。
ガス会社でも指令系統を失い、安全装置が働くものの、次第にガスが漏れ始める。そして車などの炎上に引火、大爆発が連続する。
原子力発電所では、使用済みの核廃棄物を冷却していたプールが蒸発し始め、遂に各地でチェルノブイリの惨事が繰り返される。
死の灰が何年も何年も降り注ぐ。
人類以外の動物たちは、例えば犬やネコなどのペットは、生き残るために野生化し、徒党を成してより弱い生き物を獲物にする。弱肉強食の世界だ。ちなみにアメリカで発生したハリケーン「カトリーナ」の際にも、人間がペットを置き去りに避難したため、同様の現象が起こったという。
動物園では、象やライオンなどの大型動物は自力で園内を脱出。人類の消えた都会へと足を踏み入れる。そして、自然淘汰により環境に適応した者が生き残る。
大気は、もやは人類が余計な化学物質を排出しなくなったため、澄み、都市部では視界が30�舛�ら100�前幣紊帽�がるという。
死の灰で汚された地上も、降雨により地中へと流され、次第に緑が都市部までをも覆い始める。
主を失った建物などは、動物たちの恰好の棲家となり、また風によって運ばれてきた植物の種子により、いつしか緑の中へと飲み込まれてゆく。
鉄筋コンクリートの高層ビル群もしかり。風雨にさらされることで、コンクリート内部に二酸化炭素が入り込み、炭素はコンクリートの間を通り鉄筋に達する。そして鉄を錆びさせ、最後には支えきれなくなり自然崩壊。他の建造物、例えばパリのエッフェル塔、アメリカの自由の女神像もしかり。
時の流れと、自然の自助能力により、温暖化も収まりを見せ、地球の気温は下がり、冬が長くなる。
海中では乱獲から開放された魚類が巨大化、また鯨にとっては住みよい環境となる。というのも、鯨の鳴き声は繁殖相手を探すためのもので、その歌声は1000�前幣紊眛呂�という。だが、人類が存在していた頃、タンカー船などのエンジン音はそれを遮ってしまっていた。
かなりいい加減な順序で、しかもうろ覚えなので思い込みで書いてしまった部分もあるが、とにかく、こうして人類の痕跡は消えてゆく。
人類が10000年かけて征服した自然（＝地球）は、500年というわずかな歳月で自然に奪還される。
だが、ステンレス製のものや、プラスチック製のものは、その分子構造から自然の侵食を受けないという。逆に言えば、人類の痕跡とは永遠の廃棄物ということになる。
また、ハッとさせられたのは、月面に人類の痕跡が残り続ける、ということだ。だが、アメリカの国旗を堂々と写すのはいかがなものか。まあ、製作がアメリカだから仕方ないか・・・。
番組の最後は皮肉なコメントで締められた。
「地球は人類を必要としなくても生きてゆけるが、人類は自然なくして生き残ることは出来ない。環境問題を解決するためには、自然に少し道を空ければ良いのです。」
よくよく考えると、かなり恐ろしいことを言っている・・・。道を空けるって・・・それは人類が・・・
実家では衛星放送が見れるので、朝から晩までテレビをつけていても飽きることがない。先ほどもWOWOWでＣＳＩマイアミを見ていた。息の長い番組だ。
ところで、ＮＨＫではＨＶで面白い番組が放送されていた。「フロンティア 人類の消える日」というタイトルからして関心をそそられる番組。
内容は、ある日突然、地球上から全ての人類が消えたらどのような現象がその後起こるか、を科学者たちがシミュレーションしたもの。
さながら映画のようだが、主人公は「地球」だ。
残念ながらオレはバカなので、どのような順序でどのような現象が起こったかうろ覚えになっている。よって覚えている範囲で列挙する。
先ず、ドライバーを失った車が次々と衝突事故を起こす。他の乗り物、飛行機なども、燃料の枯渇と共に地上に落下。悲惨な着陸が各地で起こる。
そしてその爆発、または乗り手不在のエンジン掛かりっぱなしの車などから、大量の二酸化炭素が排出される。
また、人類が地上から消えたことで気温が１度程度下がり涼しくなる。人間一個体でかなりの発熱量のようだ。
更に世界は静けさを取り戻す。人工的な音を立て続けてしか生きていけない人類が消えたからだ。
次に、指令者を失った電力供給が、過剰供給のストップのために安全装置が働き自動停止。世界は再び闇に包まれる。
ガス会社でも指令系統を失い、安全装置が働くものの、次第にガスが漏れ始める。そして車などの炎上に引火、大爆発が連続する。
原子力発電所では、使用済みの核廃棄物を冷却していたプールが蒸発し始め、遂に各地でチェルノブイリの惨事が繰り返される。
死の灰が何年も何年も降り注ぐ。
人類以外の動物たちは、例えば犬やネコなどのペットは、生き残るために野生化し、徒党を成してより弱い生き物を獲物にする。弱肉強食の世界だ。ちなみにアメリカで発生したハリケーン「カトリーナ」の際にも、人間がペットを置き去りに避難したため、同様の現象が起こったという。
動物園では、象やライオンなどの大型動物は自力で園内を脱出。人類の消えた都会へと足を踏み入れる。そして、自然淘汰により環境に適応した者が生き残る。
大気は、もやは人類が余計な化学物質を排出しなくなったため、澄み、都市部では視界が30�舛�ら100�前幣紊帽�がるという。
死の灰で汚された地上も、降雨により地中へと流され、次第に緑が都市部までをも覆い始める。
主を失った建物などは、動物たちの恰好の棲家となり、また風によって運ばれてきた植物の種子により、いつしか緑の中へと飲み込まれてゆく。
鉄筋コンクリートの高層ビル群もしかり。風雨にさらされることで、コンクリート内部に二酸化炭素が入り込み、炭素はコンクリートの間を通り鉄筋に達する。そして鉄を錆びさせ、最後には支えきれなくなり自然崩壊。他の建造物、例えばパリのエッフェル塔、アメリカの自由の女神像もしかり。
時の流れと、自然の自助能力により、温暖化も収まりを見せ、地球の気温は下がり、冬が長くなる。
海中では乱獲から開放された魚類が巨大化、また鯨にとっては住みよい環境となる。というのも、鯨の鳴き声は繁殖相手を探すためのもので、その歌声は1000�前幣紊眛呂�という。だが、人類が存在していた頃、タンカー船などのエンジン音はそれを遮ってしまっていた。
かなりいい加減な順序で、しかもうろ覚えなので思い込みで書いてしまった部分もあるが、とにかく、こうして人類の痕跡は消えてゆく。
人類が10000年かけて征服した自然（＝地球）は、500年というわずかな歳月で自然に奪還される。
だが、ステンレス製のものや、プラスチック製のものは、その分子構造から自然の侵食を受けないという。逆に言えば、人類の痕跡とは永遠の廃棄物ということになる。
また、ハッとさせられたのは、月面に人類の痕跡が残り続ける、ということだ。だが、アメリカの国旗を堂々と写すのはいかがなものか。まあ、製作がアメリカだから仕方ないか・・・。
番組の最後は皮肉なコメントで締められた。
「地球は人類を必要としなくても生きてゆけるが、人類は自然なくして生き残ることは出来ない。環境問題を解決するためには、自然に少し道を空ければ良いのです。」
よくよく考えると、かなり恐ろしいことを言っている・・・。道を空けるって・・・それは人類が・・・
