秋田県連続児童殺害事件の畠山鈴香被告の控訴審初公判が仙台高裁秋田支部で開かれていて、検察側は無期懲役の一審判決について、量刑が著しく軽いとして死刑を求めました。
一審判決から半年ぶりの法廷。目もうつろな状態で入廷した畠山被告は全身をガタガタと震わせ、激しい動揺を見せています。
一審の秋田地裁判決は、長女・彩香さんへの殺意を認めたものの、近所の米山豪憲くん殺害とともに計画性はなかったとし、死刑の求刑に対し、無期懲役の判決を言い渡しました。
検察側、弁護側双方はこの判決を不服として控訴していたもので、25日の裁判では初めに検察側が、一審は事実誤認があり、量刑が著しく軽いと改めて死刑を求めました。
公判は午後も引き続き行われますが、今後、被告人質問などを経て、来年3月までには判決が言い渡される見通しです。(25日11:43)