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ES細胞:黄禹錫氏の特許申請、6カ国で却下

 黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大教授の「ヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)」に関する特許申請が、オーストラリア以外の国で相次いで却下されていることが24日までに分かった。

 特許庁によると、黄元教授が申請したES細胞の特許申請は韓国、欧州、ロシア、カナダ、中国、ニュージーランドの6カ国・地域で却下されたという。黄元教授が率いる「スアム生命工学研究院」は23日にオーストラリアで特許登録が確定したと発表していた。

 特許庁によると、韓国など6カ国は黄元教授がES細胞をつくった過程で韓国の生命倫理規定に違反したため、特許申請を却下した。また、技術の再現可能性を欠く「実施不可能」も却下理由として挙げられた。

 特許庁の関係者は「黄元教授の論文ねつ造事件を調査したソウル大調査委員会と学術誌サイエンスにより、黄元教授がつくりだしたとするES細胞は存在しないとの判断が下された点を、該当国の特許機関が受け入れたものだ。韓国の特許庁も同様の理由で特許申請を却下した」と述べた。

チョ・ホジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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