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着衣から複数の指紋、腕にはすり傷 千葉・女児死体遺棄

2008年9月25日6時2分

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 千葉県東金市の路上で同市田間の保育園児成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(5)が遺体で見つかった死体遺棄事件で、幸満ちゃんの着衣から、複数の指紋が見つかったことが24日、捜査関係者の話でわかった。幸満ちゃんの腕には擦り傷もあり、事件との関連を調べている。

 捜査本部の調べでは、幸満ちゃんの衣服は現場から100メートルほど離れたマンションの駐車場で、レジ袋二つに分けて入った状態で見つかった。指紋は本人のもののほかに複数あったという。幸満ちゃんは、紺色の半袖Tシャツと同色のチェック柄の半ズボン姿で、黒色の運動靴を履いていた。

 レジ袋からも複数の指紋が採取されており、捜査本部は着衣やレジ袋に同じ指紋があるかも含めて調べている。

 また、幸満ちゃんの二の腕周辺には擦り傷があったこともわかった。県警は、この傷が幸満ちゃん発見時の救命措置でついたものか、事件に巻き込まれた時のものかを確認している。

 幸満ちゃんの死因は特定されていないが、刺し傷や首を絞められたといった目立った外傷はなく、柔らかい布や布団などで口や鼻をふさがれたことによる窒息死の可能性が高い。

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