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「森喜朗幹事長」構想 「晩節汚したくない」と断る(2/2ページ)

2008年9月24日3時1分

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 実務能力が高い細田氏を、麻生氏は前々から評価していた。昨年、安倍政権末期に幹事長に就任した際にも、麻生氏自ら幹事長代理に細田氏の起用を求めていた。

 細田氏も町村派とはいえ、幹事長代理から繰り上げることによって町村派の指定ポストと位置付けない狙いも麻生氏にはあった。森氏を頼りにはするが、決して言いなりにはならない。そんなメッセージも込めていた。

 21日夜。横浜市で最後の総裁選遊説を終えた麻生氏は、森氏に確認の電話を入れた。ニューヨーク出発を前に、成田空港にいた森氏が「細田君は受けると思うよ」と言うと、麻生氏は「それはありがたい」と謝意を伝えた。

 幹事長就任を断った森氏に対し、周囲からは「自民党顧問」というアイデアも浮かんだ。しかし、この案を聞いた森氏は、こう答えたという。

 「そんなことしなくても、協力するよ」

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