神奈川・横須賀市のアメリカ海軍横須賀基地に25日、国内で初めて原子力空母「ジョージ・ワシントン」が配備される。
「ジョージ・ワシントン」は、全長333メートル、80機以上の戦闘機を搭載する世界最大級の軍艦で、2つの原子炉を動力源としている。横須賀基地にはこれまで、原子力を動力としない空母「キティホーク」が配備されていたが、老朽化や燃費の問題から「ジョージ・ワシントン」が新たに配備されることになった。
しかし、「ジョージ・ワシントン」で今年5月、たばこの火の不始末による大規模な火災が起きたり、アメリカの原子力潜水艦による放射能漏れが発覚したりしている。このため、安全性を疑問視する市民団体らが基地の周辺で抗議活動を行っている。
原子力空母が日本国内を母港とするのはこれが初めてで、安全性の確保できるのかが大きな課題となる。
(09/25 10:16)