千葉県東金市の保育園児、成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(5)の死体遺棄事件で、遺体が発見される約20分前の21日正午すぎごろ、遺体遺棄現場のプレハブ小屋前の道路に、トランクの開いたRVタイプの車が止まっていたことが24日、分かった。車を目撃した女性はその数分前に、遺棄現場から約200メートル離れた路上で幸満ちゃんを見かけていたという。
不審な車と幸満ちゃんを目撃したのは、市内に住む10代の女性。女性は幸満ちゃんと面識があった。
女性によると、同日正午前に友人宅に徒歩で遊びに行く途中、遺棄現場から直線距離で200メートルほど離れた路上で、小走りの幸満ちゃんを見かけたという。ピンク色の水筒を肩からぶら下げ、幸満ちゃんの衣類が入ったレジ袋が見つかったマンションの方向に向かっていた。事件後、水筒は見つかっていない。
その後、正午すぎごろにプレハブ小屋の向かいにある公園の近くを歩いた際、公園越しにトランクが開いている車が止まっているのを発見した。人が乗っていたかは確認できなかったという。
幸満ちゃんは正午ごろ、母親の多恵子さん(37)の勤務する「東金中央クリニック」で職員に目撃されたとの情報もあり、捜査本部で足取りを調べている。
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