2008年 9月 24日
香川用水の第4次取水制限再開
台風などによるまとまった雨で、一時的に解除していた、香川用水の第4次取水制限が24日、再開されました。四国の水がめ、早明浦ダムの上流では、台風13号の影響などで今月17日から23日までに94.2ミリの雨が降りました。一時、0%になっていたダムの貯水率は、24日午前11時現在、7.5%まで回復しました。しかし、早明浦ダムの下流にある別のダムへの水の流入量が減少している事から吉野川水系水利用連絡協議会は、24日午前9時から、香川用水への水の供給量を60%カットする第4次取水制限を再開しました。協議会によりますとこのまま雨が降らなければ、来月上旬にも、ダムの貯水率が、再び0%になると予想されていて、0%になった時点で水力発電用の水を緊急放流する事にしています。

事故米加工食品が学校給食に
農薬やカビで汚染された事故米を使った加工食品が岡山・香川の学校給食でも使われていたことが、わかりました。事故米でんぷんを使った出し巻卵や厚焼玉子が岡山では倉敷南中学校など倉敷市と真庭市の小・中学校10校で、3年前と去年に合わせて4900食余りが提供されていました。さらに、事故米を使った大福餅やうぐいす餅が今年1月と2月に備前市・井原市・高梁市・新見市にある22の幼稚園と小中学校で、4100食余りが提供されていました。一方、香川でも高松市など8市7町の小・中学校と、県立高校など5校で事故米でんぷんを使った出し巻卵や厚焼玉子が2003年から約5年にわたり2万2000パック余り、提供されていました。各県の教育委員会によりますといずれも使われた事故米の量は少なく健康被害の報告は寄せられていないということです。

津山市で高齢女性、車にはねられ死亡
23日夜、津山市の国道でお年寄りが軽乗用車にはねられ死亡する事故がありました。事故があったのは津山市坪井下の国道181号です。23日、午後7時40分ごろ近くに住む無職田和愛子さん(77)が、道路の中央付近で軽乗用車にはねられました。この事故で田和さんは頭を強く打つなどして間もなく死亡しました。軽乗用車を運転していた真庭市の18歳の男性会社員は、後部座席にいた友人と話をしていて、気がついた時には田和さんをはねていたと話しています。男性は運転免許を取得して半年ほどだったという事で、警察で事故の原因を調べています。

自宅に放火した男を逮捕
23日夜、自宅に放火したとして、倉敷市の男が警察に緊急逮捕されました。現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、倉敷市連島町の塗装業、仲井二郎容疑者(54)です。警察の調べによりますと、仲井容疑者は23日午後6時40分ごろ、自宅の2階にある自分の部屋で、シンナーのような液体に火をつけ、木造2階建ての2階部分、約66平方メートルを焼いた疑いです。警察が火事のあと、家族などから話を聞いたところ、仲井容疑者の犯行が明らかになったため緊急逮捕したものです。警察の取り調べに対し仲井容疑者は、「たばこに火を着けたら燃えた」と容疑を否認しているということです。

岡山県の消防職員、初任教育修了式
岡山県内で今年春に採用された消防職員の初任教育が終わり、24日、修了式が行われました。修了式を迎えたのは県内の消防本部に今年春に採用された女性2人を含む115人です。式では畑中正校長から修了生代表の、岡山市消防局の大熊重夫さんに修了証書が手渡されました。115人は今年4月から、救命や救助など消防活動に必要な基礎技術の訓練を受けてきました。畑中校長は「これからも日々鍛錬を積み、県内の消防の一翼を担う職員になってください」と激励していました。初任教育を終えた115人は、24日から県内14の消防本部で実務に当たります。

岡山・美咲町でソバの花見ごろ
棚田が広がる岡山県美咲町でソバの花が見ごろとなり、可憐な白い花が秋の気配を感じさせています。ソバの花が見ごろを迎えたのは岡山県美咲町の標高約400メートルの山間にある境地区です。棚田が広がるこの地区では現在15戸の農家が生産組合をつくり、約8ヘクタールの畑でソバを栽培しています。今年は台風の被害もなく天候に恵まれたことから生育は順調。先月中旬にまいた種はスクスクと茎を伸ばし可憐で白い花が秋風に揺れています。また近くの畑では赤い花を付けるソバ、「高嶺ルビー」も栽培されていて美しい花が咲き始めています。白いソバの花は来月上旬まで楽しめ、その後は赤ソバの高嶺ルビーが見ごろを迎えるということです。