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自民党総裁選:麻生氏勝利 「茶番」「出来レース」--有権者インタビュー /山口

 ◇目立つ期待薄の声

 自民党総裁選は下馬評通り麻生太郎氏(68)が勝利した。福田首相の辞任を受けて行われた総裁選だが、県内の有権者はどう受け止めたのか。【衆院選取材班】

 毎日新聞は22日午後、県内の衆院1~4区の有権者各5人、計20人(男女各10人)に街頭などでインタビューした。質問項目は、「率直な感想」「麻生氏に何を期待するか」「解散総選挙はいつが望ましいか」「次期衆院選では自民中心の政権継続を望むか、民主中心の政権に期待するか」--の4点。

 「率直な感想」では、4人が「茶番」「出来レース」「中学の生徒会選挙と同じ」と答えるなど、ほとんどが冷めた様子で総裁選の行方を見ていたようだ。

 麻生内閣は選挙管理内閣の色合いが強いとされ、「期待しない」とした人が目立った。「次期衆院選は民主」とした人は75%の15人に上り、そのほとんどが「一度やらせてみたい」などと語った。

 ◇口々に「政権交代」 出馬予定新人も冷ややか

 自民党総裁選を終え、総選挙モードは一気に高まってきた。出馬予定の新人らに「麻生総裁誕生」への思いを聞いた。

 1区から出馬予定の民主新人、高邑勉氏(34)は総裁選について「包装紙(首相)が変わっても中身は変わらない。誰がなっても同じ」と指摘。その上で「『民主党に任せてみよう』という声を会う人、会う人から頂いている。政権交代を期待する雰囲気がある」と話した。

 3区から立候補予定の三浦昇氏(38)は「次の選挙に向けたアピールで結果が見えていた。茶番劇そのものだ」と酷評。「一時的には支持率が上がるかもしれないが、何としても政権交代に向け頑張らなければならない」と話した。

 4区からの出馬を表明している共産新人、木佐木大助氏(53)は「福田首相の政権投げ出しは小泉・安倍内閣が推し進めた構造改革路線の破たんを示しているが、その反省が全くない。茶番だ」と語気を強めた。

〔山口版〕

毎日新聞 2008年9月23日 地方版

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