会津統合病院付属化 県立医大受け入れ福島県が2011年度の開院を目指し会津若松市に建設を計画している会津統合病院(仮称)を付属病院とするよう県立医大(福島市)に検討を求めていた問題で、県立医大は24日、役員会で受け入れる方針を決めた。新病院は県立病院改革の一環で、会津総合病院(会津若松市)と喜多方病院(喜多方市)を統合し開設する。医師確保の観点などから、県立医大が運営を直接担う経営形態を求める意見が県議会の一部などに浮上。県は3月、付属病院化が最適との結論をまとめた。 県立医大と県病院局によると、新病院の基本構想で300とされている病床数は、新付属病院では230床程度に縮小される見通し。医大は新病院の経営が医大本体の経営に影響を与えない仕組みに留意するよう、県に求める方針も決めた。 医大は、患者の既往症や家庭環境なども把握した上で幅広い初期診療を担う「家庭医」の養成にも力を入れており、新病院の機能として検討されるとみられる。 基本構想によると、新病院は17診療科。高度医療やがん医療、結核・感染症対応を充実させるほか、へき地医療支援機能も備え、会津の公的医療機関にスタッフを派遣する基地機能も備える計画だった。
2008年09月25日木曜日
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