12:00 | SPM 〜 命を懸けた21世紀の約束 〜人間と道路とどちらが大切ですか。21世紀なおも続く「公害」と「人間」の闘い。体を蝕むSPM.10ミクロン以下の浮遊粒子。そのほとんどが排ガスに含まれる。 ナレーター:坂 泰知・藤田千代美(2001年 読売テレビ) |
13:00 | カニが消える 〜密輸ビジネスの実態〜空前のカニブーム。食べ放題、お歳暮、引っ張りだこのカニが今、足りない。ブームを支えるのは、ロシアの輸入船、しかも書類を偽造した密輸が多い。この密輸が安いカニを支えているのだ。 ナレーター:森中慎也(2002年 札幌テレビ) |
14:00 | 裏切りの海 〜 養殖フグとホルマリン 〜4年前(1999年)九州のある場所で、発癌性が指摘される劇薬を垂れ流す、魚の養殖業者の問題が報じられた。当時、警察は劇薬の闇の販売ルートを摘発したが、最近になってまた新たな汚染ルートが浮かび上がった。養殖フグにホルマリンを与えていたのだ。ホルマリンの投与は食の安全はもとより、薬を扱う業者の健康を蝕んだり、周辺海域の生物にもダメージを与える。生産者はなぜ、消費者や母なる海を裏切るのか?行政の対応の遅れと汚染の実態を徹底追跡する。 ナレーター:玄田哲章(2003年 熊本県民テレビ) |
15:00 | 見過ごされたシグナル 〜 検証・高速道路トラック事故 〜大型トラックによる死亡事故が多発している。過労運転の末、居眠りによって引き起こされる事故が多い。愛知県に住む阪口さん夫婦はおととし(2002年)、最愛の息子・若葉君(享年6)を失った。運転手の過労が原因だった。勤務する運送会社は労働基準監督署から二度にわたって改善勧告を受けていた。番組では、深夜輸送の実態、運送業者や荷主の本音、「暴走」を前提に成り立っている利便性などを見つめ、日本の流通の実態を多角的に検証。ニッポンの今を浮き彫りにする。 ナレーター:内藤剛志(2004年 中京テレビ) |
16:00 | ロッキーへの手紙 〜 カモシカと保護員 命の対話 〜2003年6月、仙台市近郊の里山で親とはぐれたニホンカモシカが保護された。「ロッキー」と名付けたのは自然保護員の武田修さん(53)。猟犬と喧嘩して角を折ったり行方不明になったり、手のかかるロッキーを武田さんはわが子同然に可愛がる。手当ては月わずか1万9千円。本業の解体業のかたわらロッキーと過ごすうちに武田さんはある夢を抱く。「民間の野生動物保護センターをつくりたい!」やがてロッキーはたくましく成長した。この春ついにロッキーを山に帰す日がやってきた…。 ナレーター:柳生 博(2005年 宮城テレビ) |
17:00 | 消える産声 〜産科病棟で何が起きているのか〜産科病棟の閉鎖が加速している。中京テレビの調査では、この5年間で東海3県の地域総合病院(大学から医師を派遣されている所)から21の産科病棟が消えた。若手医師が産科を選ばない理由は、これまで「勤務環境が厳しい」「医療訴訟を受ける率が高い」などだった。しかし事態はさらに深刻化した。2年前(2004年)から、大学を卒業した医師が自由に病院を選び就職できるようになり、大学(医局)が地域の病院に計画的に医師を派遣するシステムが崩壊したのだ。更に2006年2月、福島県立病院の産科医が逮捕・起訴されたことも打撃を加えた。 ナレーター:平田 満(2006年 中京テレビ) |
18:00 | ネットカフェ難民 〜漂流する貧困者たち〜社会のあちこちで目に付く格差の広がり。生活困窮者を支援するNPOや生活保護ケースワーカーの間で最近話題になっているのが“現住所・ネットカフェ”という若者たちだ。「完全個室・宿泊可」と書かれたネットカフェ。東京だけでなく、大阪、仙台、札幌、北九州などにも孤独な宿泊者は存在する。ネットカフェといってもリクライニングシートがついた優雅なものではない。狭い部屋で堅いイスにひと晩中座ったまま何ヶ月も眠る。バイトを転々として食いつなぎ、健康や将来の不安を抱えながら希望が見つからない若者たち。その実態を追った。 ナレーター:高島雅羅(2007年 日本テレビ) |