テーマ:年間最高視聴率作品 上映日:8/31(日)

11:20

もう一度歌いたい 〜 平松愛理ガンとの闘い 〜

「部屋とワイシャツと私」などのヒット曲で知られるシンガーソングライター平松愛理。2003年4月のコンサートで乳がんを告白、歌手活動を休業した。デビュー当時から子宮内膜症に苦しみ、2002年6月には子宮を摘出。激痛から開放された矢先に今度はガンが見つかった。「歌いたい」という思いの中で自分の人生を確認する日々。記者会見もせず静かに暮らす彼女を日本テレビのカメラだけが一年間にわたって追い続けた密着ドキュメント。

ナレーター:玄田哲章(2003年 日本テレビ)

12:00

死刑 〜 検証 見えざる極刑の実態 〜

ここに死刑囚の手記がある。「今日も死刑執行を意識しつつ不安な朝を迎えた。十時を過ぎた頃には、これで今日も執行がないと思って、少しは安心することができた」…この2週間後、執行。元拘置所幹部は死刑囚の生活をこう話す。「風俗系の雑誌をむさぼり読み、好きなものを食べている。」国によって、存在すら闇に葬り去られる死刑囚。さらに隠される死刑の実態。塀の向こうでは一体何が起きているのか、明らかにしていく。

ナレーター:坂 泰知・藤田千代美(2004年 読売テレビ)

13:00

妻と子どもがいても私は女

もしも夫が「女」になったら?もしも上司が、性転換したら?今年、性別適合手術を受けた通名・森田菜々恵さん(49)は性同一性障害者。戸籍上は男だが妻と3人の子どもを持つ一家の主だ。そして40人の社員を抱える企業の社長でもある。子供たちは“女になった”父を、そして妻は夫をどう見ているのか?そこにはどんな家族の姿があるのか?性同一性障害者と周囲の葛藤を通してある家族のカタチを描く。

ナレーター:清水ミチコ(2004年 中京テレビ)

14:00

アテネに咲け!ニッポンの花 〜 ケンゾーとユニクロの挑戦 〜

アテネ五輪開会式でひときわ異彩を放った日本チームの花柄のユニホーム。制作したのはユニクロ、そしてデザインはあの高田賢三(65)。賢三は、1993年にKENZOブランドを手放し専属デザイナー契約も4年前に終了、表舞台から引退していた。しかも賢三はこれまでユニホームという制約付きのデザインは全て断ってきた。富と名声を手にし、一度は引退した賢三が、再び心血を注いだ仕事・・・。取材中、賢三は度々「怖い」という言葉を口にした。開会式を彩ったユニホーム開発の舞台裏を独占映像で描く。

ナレーター:渡辺克己(2004年 日本テレビ)

15:00

ロッキーへの手紙 〜 カモシカと保護員 命の対話 〜

2003年6月、仙台市近郊の里山で親とはぐれたニホンカモシカが保護された。「ロッキー」と名付けたのは自然保護員の武田修さん(53)。猟犬と喧嘩して角を折ったり行方不明になったり、手のかかるロッキーを武田さんはわが子同然に可愛がる。手当ては月わずか1万9千円。本業の解体業のかたわらロッキーと過ごすうちに武田さんはある夢を抱く。「民間の野生動物保護センターをつくりたい!」やがてロッキーはたくましく成長した。この春ついにロッキーを山に帰す日がやってきた…。

ナレーター:柳生 博(2005年 宮城テレビ)

16:00

70円の宝物 〜ニートとうどんとルミばあちゃん〜

高松市のうどん店・池上製麺所。1杯なんと70円。多い日には1千食も出る人気店だ。底抜けに明るい店主はこの道48年のルミばあちゃんこと池上瑠美子(73)さん。讃岐うどん界のアイドル的存在だ。去年秋、1年間修行を積んだ元ニート・水谷克也さん(23)が独立した。春に父親が他界、兵庫の実家で店を開くことを決めた。水谷さんは言う。「目標を持つのがこんなに楽しいってことをルミばあちゃんから教わった…」70円の宝物が紡ぐ、老人と若者の交流を追う。

ナレーター:杉山裕子(2006年 西日本放送)

17:00

ネットカフェ難民 〜漂流する貧困者たち〜

社会のあちこちで目に付く格差の広がり。生活困窮者を支援するNPOや生活保護ケースワーカーの間で最近話題になっているのが“現住所・ネットカフェ”という若者たちだ。「完全個室・宿泊可」と書かれたネットカフェ。東京だけでなく、大阪、仙台、札幌、北九州などにも孤独な宿泊者は存在する。ネットカフェといってもリクライニングシートがついた優雅なものではない。狭い部屋で堅いイスにひと晩中座ったまま何ヶ月も眠る。バイトを転々として食いつなぎ、健康や将来の不安を抱えながら希望が見つからない若者たち。その実態を追う。

ナレーター:高島雅羅(2007年 日本テレビ)

18:00

ネットカフェ難民2 〜破壊される雇用〜

家賃を払えずネットカフェで寝泊まりする「ネットカフェ難民」の実態、第2弾。その急増の背景には、働いてもまともな収入を得られない今の雇用の問題があった。特に登録制の日雇い派遣は雇用の調整弁のような役割を強いられている。大手日雇い派遣会社で、仕事を得ながら労組の役員を務めるAさん(42)。孤立しがちな日雇い派遣の相談にネット上で答えるのが日課だが、彼自身仕事がなく、ネットカフェさえ泊まれずハンバーガーショップや公園で夜を明かす。Aさんらの組合活動を追いながら細切れ雇用の問題や政府や企業の姿勢を問う。

ナレーター:高島雅羅(2007年 日本テレビ)