11:20 | 屋久島 アオのジェーン 〜 ウミガメの浜に生きる 〜絶滅の危機に瀕するウミガメ。屋久島は北太平洋最大のウミガメの産卵地だ。99%がアカウミガメという中、一匹のアオウミガメ「ジェーン」が2004年も現れた。右後ろ足がないジェーンは穴を掘るのもひと苦労。保護監視員・大牟田幸久さん(53)は「この島は今、危機に直面している」という。相次ぐ大型台風で砂浜がえぐり取られ卵が流出。例え孵化しても今度はカラスが子ガメを襲う。そして人間がもたらした新たな脅威…。ジェーンの子どもが海原に旅立つまでを追う。 ナレーター:柳生 博(2004年 鹿児島読売テレビ) |
12:00 17:00 |
アイがお母さんになって 〜 解き明かされる 500万年の謎 〜愛知県犬山市で、世界中でここだけでしかできない研究が続けられている。 ナレーター:緒方喜子(2001年 中京テレビ) |
13:00 18:00 |
いのち だきしめて子供達の不安や葛藤を母のように受け止める女性がいる。鳥取の畜産農家、鳥飼育子(54)さん。2年前(2004年)から週に一度、鳥飼さんの牛舎に地元の小学生35人が通っている。教材は200頭の牛=家畜だ。「出産時から育てあげた牛を送り出し、最後は感謝して食べる」というのが「心の教育」の中身。400kgの巨体に向き合い命のありがたさを実感していく。1年が過ぎた頃、彼らは牛の出荷に立ち会った。「2日後に解体される」そう聞いて涙が止まらず、うずくまる子供達。やがて彼らは牛舎を遠ざけるようになっていった。しかし、その後も通い続け、一人仕事に取り組む少年がいた。 ナレーター:小山茉美(2006年 日本海テレビ) |
14:00 | ロッキーへの手紙 〜 カモシカと保護員 命の対話 〜2003年6月、仙台市近郊の里山で親とはぐれたニホンカモシカが保護された。「ロッキー」と名付けたのは自然保護員の武田修さん(53)。猟犬と喧嘩して角を折ったり行方不明になったり、手のかかるロッキーを武田さんはわが子同然に可愛がる。手当ては月わずか1万9千円。本業の解体業のかたわらロッキーと過ごすうちに武田さんはある夢を抱く。「民間の野生動物保護センターをつくりたい!」やがてロッキーはたくましく成長した。この春ついにロッキーを山に帰す日がやってきた…。 ナレーター:柳生 博(2005年 宮城テレビ) |
15:00 | 吠えろ!災害救助犬Q 〜救命率ゼロの壁〜新潟県中越地震の土砂崩れ現場。92時間ぶりに男の子が救出された。その生存をレスキューに知らせたのは「災害救助犬」。この災害救助犬の育成に心血を注ぐ男性が富山にいる。坂井貞雄さん64歳。台湾中部大地震や中越地震にも駆けつけたが、その活動は全て公的援助がないボランティアだ。しかも日本では法律が整備されていないため、救助活動は大きな制約を受けている。番組では、生後45日の子犬キュウが救助犬をめざして厳しい訓練を受ける生後45日の子犬キュウ。番組ではキュウが認定試験に臨むまでの660日間を縦糸に、救助活動の前に横たわる縦割り行政の壁を検証する。 ナレーター:柳生 博(2006年 北日本放送) |
16:00 | 慰みの牛 〜不登校少年と闘牛〜1トンもの牛が激しく角と角を突き合わせる「闘牛」。今も13か所の闘牛場があり、年20回以上大会が開かれる鹿児島県徳之島の高校に、3年前(2004年)、「闘牛研究会」が出来た。毎日牛を世話する常村成建君(2年)。幼稚園の頃、両親が離婚。その後父親に育てられたが、中3の時その父親が病死。不登校も経験したが、親代わりになって面倒を見てくれた中学の担任の勧めで高校に進学。「闘牛研究会」の特待生扱いだった。心に傷を負い、常に受け身だった少年が牛の世話を通して前向きに成長していく姿を追う。 ナレーター:山本太郎(2007年 鹿児島読売テレビ) |