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オーストラリアの君主は女王より大統領、国民過半数が「賛成」

  • 2008年09月24日 10:52 発信地:シドニー/オーストラリア
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オーストラリア・シドニー(Sydney)を訪れたエリザベス女王(Queen Elizabeth II)(2006年3月13日撮影)。(c)AFP/Rob GRIFFITH

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【9月24日 AFP】オーストラリア人の過半数が、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)を国家元首とする立憲君主制から、大統領を元首とする共和制に移行したいと考えていることが、23日に公表された最新の世論調査で明らかになった。

 ヘラルド/ニールセン(Herald/Nielsen)が有権者1400人を対象に行った調査では、52%が共和制移行に「賛成」、40%が「反対」、8%が「わからない」という回答だった。 

 同国では、前年11月に共和制を推進する労働党のケビン・ラッド(Kevin Rudd)党首が立憲君主制維持派のジョン・ハワード(John Howard)首相(当時)を破って首相に当選。野党第1党の自由党は前週、共和制推進派のマルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)氏を党首に選出した。

 今回の世論調査は、同国史上初めて政府、野党第1党ともに共和制推進派に率いられるという情勢のなかで実施された。

 立憲君主制維持か共和制移行かを問う国民投票は1999年に実施されたが、当時は共和制移行への反対が多数を占めた。

 以来、共和制移行に関する議論は棚上げ状態となっている。自由党のターンブル新党首も「女王が存命中は、国民投票をやっても成功しないだろう。共和制移行が実現するチャンスは、女王の統治が終了したときに訪れる」と述べている。(c)AFP

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