(cache) 先天性難聴に遺伝子診断 国内初、信州大病院
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     信州大病院(長野県松本市)は24日、先天性難聴の遺伝子診断を9月から始めたと発表した。同大によると、先天性難聴の遺伝子診断は国内初。遺伝子レベルで分析することにより、診断を受けた乳児の3、4割は難聴の原因を特定することができるようになる。症状の程度や糖尿病などの合併症も予測可能になるという。

     信州大によると、先天性難聴は出生児1000人に1人程度の割合で起きる疾患で、その半数以上は遺伝子が原因とされている。これまでは音を聞かせて脳波などで判定してきたが、原因を突き止めることは難しかった。

     同大では全国から約4000人の難聴者の遺伝子を集めて解析し、日本人の難聴の原因となる遺伝子を特定した。

     実際の診断では、生後5カ月ぐらいの乳児の血液を採取し、遺伝子変異の有無を調べる。これまで2人について遺伝子診断を実施した。

     宇佐美真一教授(耳鼻咽喉科学)は「早期に難聴の原因を特定し、人工内耳や補聴器を使うことで、難聴の子どもの言葉を発達させることに役立てたい」と話している。

      【共同通信】

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