環境問題への対策が求められる中、車の使い方を見直そうというイベント「カーフリーデーふくい2008」が21日、福井市のJR福井駅東口広場で開かれた。軽量の高性能車両による新しい鉄道システム「LRT」に対する県内外の取り組みをパネル展などで紹介している。
欧州では毎年9月16―22日を「モビリティウイーク」と定め、都市交通を考える期間としている。「カーフリーデー」は同ウイークの中心イベント。今年は福井など国内7都市を含む欧米やアジアの約2500都市で、同ウイーク関連のさまざまなイベントが行われている。
NPO法人「ふくい路面電車とまちづくりの会」などが実施。同市内でのイベント開催は、昨年に続き2年目。
パネルは17枚を展示し、LRTを推進している広島市や松山市の状況や、福井鉄道福武線とえちぜん鉄道三国芦原線の直通LRT化を目指す福井市総合交通計画案などを紹介。また、電動アシスト機能付きを中心に、さまざまな自転車が試乗できるコーナーも設けた。
会場は東口のすぐ前ということもあって、駅の利用者らが多く立ち寄り、欧州の路面電車の写真や最新型の自転車に関心を示していた。
同市内でのカーフリーデー関連のイベントは、10月17―19日にも行われる。