平沼氏、総選挙前の新党設立を断念
自民党でもなく民主党でもないいわゆる「第3極」作りの動きが、当面ストップすることになりました。郵政政局で自民党を離党し、新党の立ち上げを目指してきた無所属の平沼元経済産業大臣が、総選挙前の新党設立を断念、次の選挙では無所属で臨むことになりました。
平沼氏は、自民党でも民主党でもない「第3極」作りを目指し、国民新党の綿貫代表と連携すると共に、10人あまりの無所属の立候補予定者を応援するなど、新党結成の可能性を探ってきました。
しかし、郵政選挙で落選した城内実前衆院議員らいわゆる「郵政落選組」など、平沼氏と行動をともにするメンバーの多くが無所属で総選挙を戦うことになり、新党の立ち上げには必ずしも積極的ではないことから、平沼氏も新党立ち上げを見送ったものです。
平沼氏は無所属で総選挙を戦うことになりますが、保守系無所属の候補者とは引き続き連携を保っていく考えで、新党構想は総選挙の結果後に改めて判断したいとしています。(24日17:34)