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【福田首相退陣・総裁選】

官房長官、河村氏起用へ 外相に中曽根氏、農相には石破氏

2008年9月24日

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 自民党の麻生太郎総裁(68)は24日開会の臨時国会で、第92代、59人目の首相に指名される。麻生氏は直ちに組閣に着手して、同日中に新内閣を発足させる。内閣の要となる官房長官には河村建夫元文部科学相(65)を充てるほか、外相に中曽根弘文元文相(62)、財務相に中川昭一元自民党政調会長(55)、農相には石破茂前防衛相(51)の起用が固まった。

 自民党総裁選で麻生陣営の幹部を務めた甘利明前経済産業相(59)は総務相、鳩山邦夫前法相(60)は法相復帰が有力だ。麻生氏の推薦人になった浜田靖一元防衛副長官(52)は防衛相で、森英介元厚生労働副大臣(60)は文科相で初入閣させる方向で調整している。

 公明党の斉藤鉄夫環境相(56)は再任。舛添要一厚労相(59)と与謝野馨経済財政担当相(70)、二階俊博経産相(69)、野田聖子消費者行政担当相(48)も再任の方向だ。

 衆院は24日午後の本会議で首相指名選挙を行い、麻生氏を首相に指名する。野党が多数を占める参院では民主党の小沢一郎代表が指名される見通しだが、憲法の規定で衆院の議決が優越し、麻生氏が首相に就任する。

 麻生氏は夜に組閣本部を官邸に設置して入閣候補者を呼び込む。同日中に皇居での認証式を終える運びだ。

 麻生氏は23日、公明党の太田昭宏代表と都内のホテルで会談し、連立政権維持を確認。後期高齢者医療制度について「高齢者の心情に配慮し、法律に規定された5年後見直しを前倒しして、より良い制度に改善する」ことを柱とした基本政策で合意した。

 

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