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日本酒40万本超廃棄へ(09/24 10:13:25)


 三笠フーズ(大阪市)の汚染米不正転売で“被害者”となった熊本県城南町の「美少年酒造」は、農薬に汚染された事故米が混入した可能性があるとして在庫分も含め約40万本分の日本酒を廃棄処分にする方針だ。県の調査では農薬は検出されなかったが「1度でも消費者に不安を与えた商品は出せない」(緒方直明社長)と決断した。

 美少年酒造は1879年創業。源流は江戸時代・宝暦年間にまでさかのぼり、丹念な酒造りで世界的な食品品評会の金賞を受賞したこともある。降ってわいた不正転売に巻き込まれ、老舗の看板には深い傷が残った。

 日本酒を廃棄する際には、密売や誤流通を避けるため塩を入れるなどして飲めなくする措置が必要となる。緒方社長は「丹精込めて造ったお酒に塩を入れるのは断腸の思い」と唇をかみしめる。回収や廃棄の費用は1億円を超える見込み。風評被害による損害額は予想も付かないという。

 

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