岡山放送局

2008年9月23日 19時13分更新

タンカー浅瀬乗り上げ

23日朝岡山県倉敷市沖の瀬戸内海で、ベンゼンを積んだタンカーが浅瀬に乗り上げて一時身動きが取れなくなりましたが、午後3時すぎにタグボートで引き離し、油漏れなどはありませんでした。

23日午前8時ごろ倉敷市下津井の釜島から東におよそ500メートルの瀬戸内海で、山口県下関市の日新タンカー所有の「第八長門丸」500トンが浅瀬に乗りあげたと乗組員から通報がありました。

このため、水島海上保安部は現場の海域が満ち潮になる午後を待ってタグボートで引き離す作業を行った結果、第八長門丸は午後3時すぎに浅瀬を離れました。

第八長門丸は、引火性のある液体のベンゼンおよそ1000トンを積んで兵庫県姫路市から水島港に向かう途中で、浅瀬から離れたあと自力で倉敷市の水島港に到着し、積み荷のベンゼンや燃料の流出はありませんでした。

現場は浅瀬の多い海域で、海上保安部の調べによりますと、第八長門丸は23日午前1時にいかりを下ろし荷揚げのために倉敷市の水島港に向かおうとしたところ浅瀬に乗り上げたことがわかったということです。