2008年 9月 23日
倉敷市で住宅全焼 男性が重傷
23日朝、倉敷市で住宅を全焼する火事があり、この家の男性が重傷を負いました。午前9時10分ごろ、倉敷市笹沖の無職、塩津洪海さん(81)の住宅から火が出ていると、近所の人から119番通報がありました。火は約20分後に消し止められましたが、木造平屋建ての住宅、約40平方メートルと軽乗用車1台を全焼しました。警察によりますと寝室で布団についた火を消そうとしている塩津さんを妻が発見し、救出しましたが、塩津さんは全身をやけどする重傷を負いました。警察では寝室が火元とみて出火原因を調べています。

Vリーグ選手のバレーボール教室
Vリーグの選手たちが指導するバレーボール教室が23日、玉野市で開かれました。県内の少年団チームから約330人が参加し、北京オリンピックで活躍した木村沙織選手らVリーグに所属する約40人の選手から、トスやスパイクなどの指導を受けました。参加した子供たちは日本のトップ選手らの指導に熱心に耳を傾けていました。

岡山県ダンススポーツ競技大会
生涯スポーツとして人気が高まっているダンススポーツの大会が23日、岡山市で開かれました。大会には岡山県をはじめ東京や九州などから、約180組の愛好者が出場しました。ダンススポーツは社交ダンスの芸術性を高めた競技です。ワルツやタンゴなどのスタンダード部門とサンバなどのラテン部門に分かれ、音楽に合った表現ができているか、美しい姿勢が保たれているかなどが審査されました。最近は小学校などの授業にダンススポーツを取り入れるところもあり、年配者から子供まで広がりを見せているということです。

嫁いらず観音院で秋季大祭
老後の無病息災にご利益があると伝えられる井原市の嫁いらず観音院で23日、秋季大祭が行われ、大勢の参拝客でにぎわいました。嫁いらず観音院は約1200年前、奈良時代の僧侶、行基が築いたとされています。お参りすると老後に健康でいられ、嫁の手を煩わせないという言い伝えから「嫁いらず」の名前が付いています。普段身につけている下着を祈念してもらうと御利益があるとされ、大勢の参拝客が持参した下着を預けていました。嫁いらず観音院によりますと、約2万人の参拝客が訪れたということです。

子供神相撲を奉納
高松市の寺で千年の歴史を持つといわれる子供神相撲が23日、奉納されました。高松市牟礼町の田井地区に伝わるもので、市の無形民俗文化財に指定されています。地区の男子小学生全員の9人が小結、関脇、大関の順に型を披露し、健やかな成長を祈願しました。土俵の周りからはしこに合わせて、「よいしょ」の掛け声がかかり、豆力士たちに温かい拍手が送られていました。来年は1人減って、8人での奉納になる見込みで、保存会では「千年の歴史で初めて女の子を加えるかどうか、検討しなければ」と話しています。

社会人アメフト公式戦岡山のセリオ白星発進
アメリカンフットボールの社会人リーグ、Xリーグが23日開幕し、岡山県唯一のチームは白星スタートを切りました。岡山県唯一の社会人チーム、セリオスタンディングベアーズ。岡山市で行われた開幕戦で大阪府の正英ブレイザーズと対戦しました。スタンディングベアーズは去年、3部リーグで優勝したものの、入れ替え戦で敗れ、2部昇格を阻まれています。今シーズンの再チャレンジに闘志を燃やしていて、5番小林のタッチダウンなどで終始ブレイザーズを圧倒、37対13で白星を飾りました。3部リーグは12チームが2つのグループに分かれた総当たり戦で、11月まで熱戦が繰り広げられます。

西粟倉村で植樹体験 エコツアー
時代を反映したユニークなバスツアーが23日行われました。森を育てるため、岡山県西粟倉村で植樹を体験するエコツアーです。岡山市の旅行会社、シモデンツアーサービスが初めて企画したもので、岡山市や倉敷市などから約250人が参加し、バスで西粟倉村にやってきました。そして、標高約600メートルの山間に広がる2ヘクタールの村有地にヤマザクラやカシなど4種類の広葉樹の苗木、約750本を植えました。植えた苗木は5年後には1メートルぐらいに成長するということです。ツアーの参加費総額20万円は西粟倉村に寄付され、森林保護に役立てられるということです。