アルバイト斡旋所 笠原冴子


【概要】 アルバイト斡旋所。それは、アルバイトが原則禁止のフランソワ学園にあって、学生たちの唯一の小遣い稼ぎの場である。初等部2年になるとここでアルバイトをすることができ、報酬も大きいため生徒たちは月に一度か二度程度、必ずここでアルバイトの斡旋をしてもらうことになる。中には月に十回以上も仕事をこなす猛者もいると聞くが……。
ちなみに、アルバイト内容はすべて、当然のように「あっち」の仕事である。

【人物設定】  笠原冴子。高等部二年。身長180cmの長身にその美脚、流麗なロングの黒髪。スリーサイズは、上から92、62、85。凛としているがやわらかな微笑みに、頼れるお姉さんと言った風格を持ち合わせた彼女は、特に中等部女子に多くのファン層を持っている。趣味はクラシックギターとバイクでのツーリングで、ライダースーツ姿の彼女の写真はマニアの間では高値で取引されているとかいないとか……。




 脱衣所で、用意された競泳水着に着替える。黒の競泳水着は冴子の体にぴったりと張りつき、ぷっくりと乳首の部分が尖っていた。黒という色は、この色が一番、精液の色が映える色だからだろう。サイズが少し小さいためか、胸の両側が少しだけはみ出している。ムダ毛の処理はいちおうしてあるが、それでも股間のラインはギリギリといったところだ。冴子のスタイルの情報に合わせて討議した結果のコスチュームだとは聞いていたが、なるほど、娼婦館で冴子にピンクのメイド服を着せた男よりも趣味はいい。
「ふむ……、なるほど。……いや、これはこれで……」
 と、鏡に向かって呟きながら、髪を掻き揚げる。
 ここはとあるマンションの一室だ。今日は『汁かけマニア陵辱倶楽部』の5周年記念パーティーらしい。冴子はそのネーミングセンスに笑ってしまいたくなるが、これから自分がどうなるかを考えると、笑みよりも期待でアソコが濡れてしまいそうになる。
 そもそも有志の女性や風俗嬢などがこの催しの主賓になっていたらしいのだが、5周年を過ぎてもまだ、再び汁まみれになりたいという女性は現れないのだそうだ。みな、一度だけで満足……、というよりは、嫌気が差したのだろう。出演料とプレイの内容に差がありすぎる。有志の女性ですら根を上げるのだから、冴子にとってはなかなか楽しみなことでもある。
 有志とはいっても一般人の女性なのだから、いくら精液が好きでも、わざわざサークルを作るほどの変態男たちの相手はなかなか務まらないに違いない。冴子にとって精液はご馳走以外のなにものでもないし、そう言った女性たちにとってもそうであったとしても、胃が膨れるほど飲まされればさすがに嫌気もさすだろう。それが普通であるわけで、冴子はそこを充分理解している。
 そういう経緯で、5周年記念パーティーくらいは、本物の女を。そこで白羽の矢が立てられたのが、フランソワ学園、というわけだ。学園の生徒なら、汁かけだけではなく、中出しもお尻もすべて開発済みだから、陵辱目的ならば願ったり叶ったりの、男たちにとってはとてつもなく都合のいい女たちの集まりなのである。加えてその若さも。
 冴子は脱衣所を出る。この部屋に入ってから、まだ誰とも会っていない。玄関口のメモ通り、競泳水着に着替えただけだ。どんな生徒が来るかはまだサークルの彼らは知らないから、冴子がリビングに入ってくるまでのお楽しみ、ということなのかもしれない。
(期待されているな……)
 素足で廊下を歩きながら、いったい何人の男が奥に潜んでいるのだろうと考える。とてつもなく広いマンションだ。高層高級マンションは、サークル員が会費の代わりに、皆でローンを出し合っているらしい。それにしても相当な額だろうから、そこまでしてサークル員として残っている男たちは、とてつもない変態たちに違いない。
 性処理便所というのは、言ってしまえばただ犯されるだけのモノだ。もちろん技術は必要だが、ほとんどの場合、無理やりという言葉が纏わりつく。口をお尻をアソコを突かれる。そうして精液を吐き出してもらう。だからときどき、AVのような、演技過剰な変態行為には憧れる。調教室に入ったことはないが、そこでなら自分の望むようなプレイができるかもしれないと思ったこともあるし、いっそSM科の奴隷教育プログラムに乗り換えるべきかと考えたことさえある。が、冴子にはそこまでの性癖はない。素っ裸で首輪をつけて散歩させられたいとは思うが、鞭で叩かれたいとは思わないのだった。
 基本的に、学園の生徒は言われればなんでもする(あくまで学園内の許容範囲内で。特殊な性癖の顧客には、同じく特殊な性癖の生徒が宛がわれる)。それは冴子も同じだが、冴子は心から心酔しているわけではない。その底には、冴子なりの意志がある。

 笠原冴子が他の生徒と一線を画すのは、そういうわけなのだ。「なんでも喜んでする便所」ではなく「いちおうしてやるが、快感には逆らえない便所」。プライドはある。が、けっきょくは無様におねだりしてしまう。そうして、自分の性癖に関しては積極的に突き進んでしまう強欲さ。加えてその美貌。

 だから、冴子は期待している。この催しには、なにかがあるのではないか、と。
 冴子はリビングの、スリガラスがすべて塞がれたドアを開いた……。
(さて、なにが出るだろうかな……?)



 リビングに入ると、冴子は驚いて立ち止まってしまった。それはブリーフ一枚の男たちも同じで、室内に沈黙が下りる。男たちは、まさか冴子ほどの少女が来るとは思っていなかっただろうし(事実、冴子は少女というより女性に見える)、冴子は冴子で、部屋に立ち込める精臭と、床に雑然と置かれたジョッキに釘付けになってしまうっている。
(ザーメン、ジョッキ……、というやつか……)
 そんなことを心の中で呟くと、唯一、この部屋の中で余裕の笑みを浮かべる男が口を開いた。名を、長堀重利という。このサークルのリーダーだ。
「だいたいの女は、これを見て根を上げる。そうなってしまうと、その日のプレイは中止、俺たちはザーメンビデオ鑑賞をして帰るだけになってしまうんだが……。君は……、冴子くんはどうだろうねぇ?」
 答えなど聞くまでもないという口調で話す重利は、ブリーフ一丁に、一人だけ引き締まった肉体をした、実業家風の男だ。あとは、どこかの企業の課長だとか部長と言った風情の、太った男たちばかりである。
「ああ……。まさかこんな歓迎を受けるとは思っていなかったので、つい見蕩れてしまった……。その精液……、いや、そのザーメンを私に?」
 冴子が、ゴクリと、唾を飲む。その瞬間、室内に「おおっ!」と歓声が上がった。
「もちろんだよ。ただし、牝豚は牝豚らしく、おねだり出来たら、だけどねぇ?」
「牝豚は、牝豚らしく……」
 冴子は、再び唾を飲む。口の中に次から次へと唾液が溢れてくる。
「…………ああ、わかった……。私は、牝豚だ…………。ザーメン飲みたさになんでもしてしまう、変態牝豚だ……」
 そうして、冴子はその場に這い蹲り、四つん這いになって歩きはじめる。
「本当かよ」「いいねぇ、この子。とんだ変態だ」「こんな女見たことないですねぇ」
 と、部屋の中に、男たちの声が響き渡る。冴子は、その言葉になんとか身を震わせるのを耐えながら、競泳水着のお尻を掲げるように振り、ゆっくりゆっくりとジョッキに向かっていった。
 ジョッキには、白濁濃厚なもの、汁気の多いもの、黄ばんだもの、さまざまな精液が漂い、なんともグロテスクな光景をつくりだしていた。這って近づいていくほどに強くなる精臭。そうして、はっきりとしてくる濃厚な色、艶……。
 そうして、辿り着いたジョッキの前で、冴子は真上から精液を覗き込み、匂いを嗅ぎ、
(この匂い、やっぱりたまらない……)
 と思いながら、その場に座り込んで、ジョッキを両手で持つ。生暖かい精液のぬくもりが、冴子の手のひらに伝わってきて……。男たちが、その光景をニヤニヤと見つめている。
(私は、牝豚……。そう、牝豚だから……)

「ブッ……、ブヒッ……。私は……、私はザーメンが大好きな牝豚……。ブヒッ、だから……、こんな変態牝豚の私に、ザーメンのご褒美を……」

 ……すると、男たちからドッと、歓声が上がった。
「ははっ、なんだこの変態はっ!!」「妄想の世界にしかいないと思ってたぜ、こんな女はなぁ」「こんなマジもん、見たことねえよ。俺たち役得だぜっ」
 盛り上がる男たちの嘲笑を受けて、冴子はジョッキを持ったまま、物干しそうに重利を見つめる。まだ、飲んでいいという声はかかっていない。
(匂いがすごい……、あがってくる……)
 チラリと視線をジョッキに落とす。白濁の濁った液体が、ぬらぬらと明かりに反射して輝いている。そんな冴子を、悠然と見つめる重利は、少し微笑んでいるように見えた。
「ふふっ……」
 重利が、不敵に笑う。まだ指示は出ない。
「はぁ、はぁ、はぁ……。匂いがもう……、耐えられない……。頼む、お願いだ……」
 冴子は、口を半開きにしたまま、水着の胸を寄せるようにして、ジョッキを持ち直す。
「………………」
 指示は、まだ、出ない。
「頼む、お願いだからっ! ……飲ませてくれ、ザーメンをっ!」
 まだ。
「あぁぁぁっ、お願いだ、ブヒッ、ブヒッ♪ 牝豚に、ザーメンをっ!!」
 こうなってしまうと、冴子はもう、プライドを捨てた、まさに牝豚だ。
「くっくっくっ、そんなに俺たちの、搾りたてザーメンが欲しいのか?」
「あぁぁっ、そうだっ、私はザーメンが欲しい、ザーメンが飲みたいんだっ! だから、早く、早くっ! もう我慢できそうにも……」
 と、トロンとした表情で、必死におねだりする。凛々しい顔つきの冴子がそんなことを言うものだから、男たちのブリーフはムクムクとテントを大きくしていく。
「…………なら、飲めよ。じっくり味わって……最後の一飲みは口に含んだままにするんだ。いいな?」
「あぁっ! わかった、わかったから……。んっ、ごくっ……」
 すると、おあずけを喰らっていた犬のように、冴子は半開きの口から舌を覗かせて……。ゴクリと、ジョッキに唇をつけて、精液を飲み下しはじめた。

「ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ、ごくっ♪」
(あっぁぁぁ……♪ ザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンザーメンっ!!)

 私は、やっぱり変態だ……。
 冴子は心の隅で、精液を味わう意識の片隅で思う。

 男たちからまた歓声が上がった。だが、冴子はもはやそんなことは気にしない。競泳水着のまま、床に座り込み、一心不乱に精液を飲み下ていく。
 勢いづいて、頬が膨らむのも気にせず。目は少しずつ半分白目になり、嚥下の度に体が震えて……。
(喉に絡みつく……。臭いが鼻にあがってきて……。あぁ……、舌先が痺れてしまい……、そう、だ……)
「ごきゅっ、ごきゅっ、ごきゅっ、ごきゅっ、ごきゅっ♪ んっ、ずるるるるぅぅぅぅぅぅぅぅっ♪」
 そうして、最後の一滴まで残さないように音を立てて精液をすする。息をするたびに胃から上がってくる精臭が鼻の穴を通り抜けていく。冴子は体を小刻みに震わせながらジョッキから唇を離すと、頬を膨らませたまま、男たちを見回した。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ……、んふぅ……」
 そこには、いやらしい笑みを浮かべた男たちが、それぞれに視線を彷徨わせている。ある者は冴子の精液で濡れた唇を、もうたまらないといった風の顔を、張りさけんばかりに水着を押し上げる胸を、美しいラインを描く腰を、むっちりと膨らんだ肉づきのいいお尻を、そうして、スラリと長い足を。男たちの視線に、
(み、見られて、る……)
 冴子はまるで体中にペニスを擦りつけられているかのような錯覚に陥っている。
(ああ、口の中のザーメンが……。舌に、絡みついて……)
「……くっくっくっ、いい顔だな、冴子くん? 口の中にザーメンの味が広がって、最高の気分だろう」
「…………っ」
 冴子はなんとか、無言で頷いた。意識が今にも飛びそうになる。油断するとすぐに目がグルリとまわり、白目になりかける。今の冴子なら、臭いペニスを鼻先に突きつけただけでイッてしまうかもしれない。
「それではみんな、冴子くんの舌が、ザーメンの海の中で漂っているのを見てあげるとしようか」
 重利の声に、ブリーフ男たちが頷いて、冴子を囲みはじめた。またたくまに、座り込んだ冴子の周りをブリーフのテントが覆う。冴子は視線を泳がせながら、太ももの間で手をギュッと握って、イッてしまわないように集中する。まだ、この部屋に入ってきてから5分も経っていない。ここでイクわけにはいかない。狂ってしまったら、この先に待つ“楽しみ”を味わえなくなる。
「この変態女、もうたまらないって顔してますなぁ」「ははっ、ザーメン狂いの便所女なんてこんなものでしょう」
 男たちが、冴子を見下ろしながら口々に下品な言葉を冴子に浴びせかける。
(そ、それ以上……、言う、な……)
 冴子を、男たちの臭気が襲う。見回せば、どこもかしこも、冴子の体を陵辱したいと顔に貼りつけた、いやらしい笑みばかり。そして、勃起したペニス。
「…………っっ♪ ……っ…………っっ、んあ……」
 その輪の中心、冴子は天井を仰ぎ、口を開いて精液に侵された舌を見せた。舌は精液の海の中でうねうねと動き、身は小刻みに震え、目は焦点の合わないまま半分白目を剥く。
「いい眺めだ、冴子くん。学園に依頼したのは正解だったようだね。さあ、そのザーメンで口をゆすいでもらおうか? よく泡立ったら、もう一度私たちにその口の中を晒すんだ」
「!?!?」
(なっ……!!)
 冴子の顔が、驚愕に歪む。そんなことをしたら……。

 狂って、しまうではないか……。

「どうした? お前は性処理便所なんだろう? だったら、それくらいのこと、できて当然だと思うんだがねぇ」
 重利が冷たい目で見下ろす。だが、瞳に映る色は、明らかに笑っている。
(この男、私を、壊す気だ……)
 そう思った瞬間、ゾクゾクっと、体の芯から震えが湧き上がってくる。壊される。性処理便所として使われた末に。
 だから、冴子は素直に従った。下衆な笑みを浮かべる男たちに見下ろされながら、口を閉じ……。

「……くちゅっ、ぐちゅちゅ、くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅっ〜〜〜♪♪♪」

(歯の、歯の間まで、ザーメンが染みる染みる染みる染みる染みる染みる染みる染みる染みる染みるっ!!)

「オイオイ、この便所、ザーメンで口ゆすぎながら、ビクビクイキ続けてるぜ?」
 誰かが言った。誰なのかは、冴子にはもうわからない。
 口をゆすぐたびに、頬を膨らんだり萎んだりを繰り返している。冴子は荒い鼻息とともに精臭を撒き散らしながら……、白目を剥いたアヘ顔を晒して、頭の芯まで精液の味と匂いに犯されてしまう。
「いい顔になってきたな? それでは、その口の中のものを皆に見てもらおうか?」
「くちゅ、じゅくじゅく……、ん、んんっ……、んあぁぁっ」
 冴子が口を開く。すると、その口から「むわぁぁっ」と、精液の濃い臭いが立ち昇り、泡だった精液の海の中で、舌までがびくびくと震えていた。惚けた視線で周りを見上げてみれば、冴子の顔を、そうして口の中を、男たちが楽しそうに、下卑な笑みを浮かべて見つめている。
(み、見るなぁ、そんなに見られたら……)
「性処理便所を育成する学校があるっていう噂は本当だったんだな。……おっと、便所ではなくて、性のプロフェッショナルだったか?」
「本当ですねぇ。いやはや、それにしてもすばらしい学校です。ほら見てくださいよ、まるで失神して泡吹いてるみたいじゃないですかぁ」
「うっ、うぐっ……、んんっ、んあっ、んあぁぁっ♪」
 男たちが口々にそんなものを言うものだから、冴子の興奮はさらに加速していった。冴子のたわわな肢体が小刻みに痙攣する。このまま一時間くらい放置されたらどうなるだろうと考えながら、そんなことをされたら、口の中の精液を晒したまま失神してしまうだろうと冴子は思う。
「ふふっ、さて、皆の準備もいいようだし……。幸いにも、冴子くんが自らザーメンローションを作ってくれた」
(……ザ、ザーメン、ローション……?)
 そうして、重利の言葉に男たちは頷き、いっせいに、ブリーフの中からペニスを取り出しはじめる。大きさはまちまち、太いものもあれば長いものもあるが、どれもが冴子を満足させるに事足りものばかりだ。
(!? チンポ……、チンポが……。チンカスまみれのチンポがこんなに……。私のアヘ顔で勃起したチンポがこんなにも……)
 その時、冴子はザーメンを飲み下そうとしてしまった。飲み下して、「はやくそのチンポで喉の奥を突いてくれ」と、「私の体をチンカスまみれのチンポで汚してくれ」と頼み込むために……。
 が、その行動が仇になった。冴子は精液を飲み下しておねだりしたいがために、周りがまったく見えていなかった。
「んんっ、んくっ……?? おっ、おごぉぉぉぉぉぉぉっ!! ぶびゅぅぅぅっ!」
 突然、一人の男が冴子の頭を鷲づかみにし、強引にペニスを冴子の喉の奥まで突き入れてきたのだ。
「おぼっ、おぼぉぉぉぉっ♪ おごぇぇぇぇぇっ♪♪ ふぶっ、ふぶびゅぅぅぅうぅぅぅうぅぅっ♪♪」
 飲み下しかけていた精液がペニスによって大量に喉の奥に押し込まれ、そのあまりの勢いに逆流し、鼻の穴から一気に噴出してしまう……。
「おごっ……♪ おぼぉぉぉぉぉっ♪」
「どうだ? 俺のチン毛に鼻を埋められて幸せだろう」
(あっ、あぁぁぁっ……。でも、これでは息が……。鼻の穴にザーメンがつまって息が……)
 だから、冴子は、

「ずっ、ずるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ♪」

 と、鼻水をすするように、鼻の穴の精液を吸い、喉の奥に流し込みはじめる。
「ひっ、ふおっ♪ ふおふおふおふおぉぉぉぉっ♪」
「ははっ! おいおいマジかよ。こいつ、ザーメン鼻の穴ですすってイキやがったぜっ! そんな変態なことでイッちまうんだから、喉の奥も、俺のチンポで突いて擦って、チンカスを塗りこんでほしくてたまらないんだろう?」
「ん、んぐっ! んんっ、んんっ!」
 タラリと、鼻の穴から精液をたらしながら、冴子を上目遣いに頷く。口にずっぽりと埋まったペニスが、喉の奥でビクビクと震えているのが冴子にはわかる。
「んぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♪」

 ぐぼっ、ぐぼぐぼぐぼぐぼっ! ぐぶっ、ぐぶぐぶぐぶぐぶぐぶぐぶっ!!!
(チンポが、チンポが喉の奥をぉぉぉっ……、チンカスとザーメンの臭いがぁぁっ……)
「んぼっ♪ んぼんぼんぼんぼんぼっ♪ んぼぉぉぉぉぉっ♪ おごぇぇぇぇぇっ♪♪」
「おうおう、なんだその顔は? ザーメンローションで喉の奥をかき回されるのがそんなに気持ちいいのか?」
 と、タマ袋を顎に、陰毛を鼻先に打ちつけながら、男は冴子の頭を鷲づかみにし、容赦のないピストン運動で喉奥を犯していく。そうして、その間も冴子はペニスを扱く手を止めない。冴子の体はもはや、男たちの精液を搾り取るだけの機械のようだ。そうしてその手は自然と脇に立つ二人のブリーフを撫で、中から器用にペニスを取り出し、チンカスを拭い取るように手で扱きはじめる。
「ははっ、いいねいいねぇ、それじゃあ、俺たちはこっちを頂くとしようか」
 すると、二人の男たちが、冴子の競泳水着の胸の脇にペニスをあてがい、

「んっ、んひぃぃぃぃぃぃぃぃっ♪♪」

 カリ首で冴子の乳首を擦るように、競泳水着の中へと、チンカスにまみれたペニスを突きこんできた。
(ちっ、ちちちっ、乳首がっ!? 水着が、胸がっ! マンコみたいに犯されて犯されてっ!!)
「ぐぶっ! んぶっ! おぼ、んぶんぶっ♪♪ おべぇぇぇっ♪♪」
「あぁぁっ、いいねぇ、この感触! 水着とこのデカイ胸のコンボは最高だぁ」
「まったくですねぇ。ほら見てくださいよ、俺のチンポの形がくっきり浮き出て、なかなかいい眺めじゃないですかぁ。それに、この便所女はますます興奮してみるたいですし」
「んんっ! まさにその通りですなぁ。俺のチンポを扱く手が、さらに激しくなって……。我慢汁が泡だってにちゃにちゃですよっ。この女、相当に好き者ですな。ザーメンをぶっかけられたくてたまらないんでしょうよ」
「ひぐっ、おぐっ、おぼおぼおぼおぼおぼおぼおぼぉぉぉぉっ!! ぐぼぉぉぉっ……」
 と、そこで喉の奥を突いていた男が、ペニスを一端抜き取る。
「そ、そうだ……。私は……、ザーメンをぶっかけてもらえるならなんでも変態女だっ……! だから、喉の奥にザーメンをっ! 顔にも競泳水着の中にも、臭くて濃厚なザーメンをたっぷりぶっかけてくれぇっ!!」
 そこまで一気に言って、自らペニスにしゃぶりつかんと、舌を伸ばす。カリ首に残った、というよりびっしりとこびりついたチンカスを舌の先で舐めとり、手は激しくペニスを扱きたて、胸を犯しやすいように腕を少し上げて、脇を見せる。それから、周りのペニスから匂い立つ臭気を味わうように鼻を膨らませる。
「んあぁぁっ♪ チンカス、チンカス最高だっ……! あむぅぅっ、んむっ、れろ、れろぉぉぉぉっ♪」
「んおっ! なっ、なんという舌使い……っ!」
「へへっ、そんなにチンカスが好きなら、ほらよっ!」
 男たちが両側から、冴子の頬にペニスを押しつけ、塗りつけていく。脇の下にも、そうして髪にもペニスを絡みつかせて、冴子は男たちに囲まれて見えなくなる。
「チ、チンポ、チンポをもっと! チンカスを擦りつけてくれっ、私は、私はお前たちの便所だっ! だから、便所に相応しい匂いを擦りつけてくれぇっ♪」
 言いながら、冴子がペニスにしゃぶりつく。がまん汁でヌルヌルになった手のひらを亀頭にこすりつけて、淫らに精液を求めて無我夢中になる。黄色いぬるぬるのチンカスを、頬に、髪の毛に、脇の下に貼り付けて。
「うっ、くそぉ、もう……!」「お、俺もっ」「ぐうぅっ、この女、マジですげぇっ……!」
「んぁぁっ、れろぉ、じゅぷうぅぅっ、じゅぶっ、じゅぶじゅぶぅ♪ チンポ、チンポ、チンポチンポっ! ザーメンを、ザーメンを私にっ! この変態便所女の笠原冴子に、ザーメンのシャワーをっ♪」
 そうして……。

 どぴゅっ! どぴゅどぴゅどぴゅっ! どぴゅぴゅぴゅぴゅぅぅぅぅうぅぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅっ!!

「出るぞっ!! ぐっ、出るっ!!」
「んはっ! おっ、おほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ♪♪」
 まずほとばしたのは、冴子が咥えていたペニスだった。冴子の舌の上でペニスがビクビクと痙攣を起こし、生暖かい液体が、次から次へと冴子の口内に満ちていく。それを受け止める冴子は、上目遣いになりながら、
「ずっ、ずちゅぅぅぅぅぅぅぅっ♪♪」
 っと、頬をへこませ、鼻の下を伸ばしながら精液を搾り取っていくのだった。その目は狂ったように見開かれ、幸せのあまりアヘ顔で涙を流さんばかりだ。見回せばペニス、ペニスペニスペニスばかり。それも汚く臭く、破裂せんばかりに反りたったものばかりである。冴子の体の方はというと、まるでなにかに耐えているかのように体は小刻みに震えていた。
「なっ、なんてエロい顔なんだ……、くっ、俺もダメだ、出るっ!!」
 誰かが、男たちの心を代弁するかのように言い、そうして、それが引き金となった。
(ザ、ザーメンを……、もっと……っ!?!?!?!?!?!?!?!?)

 ぶびゅるっ! どびゅびゅびゅびゅっ! ぶびゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ! どびゅびゅっ、びゅびゅっ、どびゅるっ! どぴゅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅっ!! どぴゅぴゅぴゅぴゅうぅぅぅぅぅぅうぅぅぅぅぅ! どっびゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!! ぶびゅびゅびゅびゅっぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!

「ひっ!! おっへぇぇぇえぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇっ♪ おっ、おっ、おっ、おっ、おひゃぁぁぁぁぁあぁぁぁぁっ♪♪」

 精液の雨が、冴子の全身に降り注ぐ。競泳水着の中に射精された精液は内側から染みをつくり、あまりの量に白い液体が滲んでくる。顔にも髪にも脇にも背中にも太ももにも生暖かい感触が幾本も伝い落ち、むわぁっと、冴子の全身をとてつもない精臭が包んでいく。

どびゅうぅぅっ! どぶっ! どぴゅぴゅっ!
「えっ、えはぁぁぁっ! ザ、ザーメンがぁぁぁっ、体中を垂れてぇぇぇぇっ♪ おっ、おひぃぃぃぃぃっ♪ 臭いが、臭いがぁぁっ!! ひっ、こっちからもっ! 顔が、顔がザーメンまみれになってぇぇぇっ♪ ドバドバザーメンで、体中がアヘるぅぅぅぅぅぅっ♪♪♪」

「へっ、ぇえ、へぇぇぇぇっ……。ザーメンが……、チンカスがぁ……、体中を……、へっ、へぇぇぇぇっ……」

 そうして出来上がったのは、美しい肢体に精液を絡みつかせて痙攣するオブジェだった。頬を伝う精液。胸の丸みを、谷間を伝う精液。競泳水着の中から滲んでくる白い濃厚な液体。髪に絡みつくのは黄ばんだ精液。顎を滴り落ちた精液は太ももを点々と汚し、体中にはべったりと、半固形のチンカスがへばりついている。白目を剥いて天井を見上げる冴子に凛々しさの面影はなく、舌をだらしなく垂らして、精臭と絶頂の余韻に犯されていた。
「……ふふっ」
 すると、重利が、自分の手が汚れるのも構わず、冴子の顎に手を置き、
「まだ、欲しいか? ザーメンが? 幸い、お前のために溜めに溜めたザーメンが、まだこの男たちのタマ袋にはたっぷり溜まっているが……」
 と、再び冴子の周りを、股間を丸出しにした男たちが取り囲む。
 第二陣だ。そのどれもが、汚いチンカスにまみれ、冴子の鼻腔をくすぐる悪臭を放っている。
「んっ、んぁっ……。おっ、おっ、おほぉぉぉっ♪」
(チンポが……、まだチンポがこんなにも……、あるのか……。私のアヘ顔で勃起した、最高においしいチンポが……)
 虚ろな目で、男たちのせいで狭くすら感じる室内を見回す。どこを見てもペニスばかりのこの部屋で、冴子の役目は……。
(私は、私は便所……。性処理便所……。ただのザーメン狂いの、牝豚……)

「わ、私はぁ……」
 唾を飲む。すると、口の中に残っていたザーメンが喉を滑り落ちていく。突きつけられるペニスの群れに、冴子のアソコが、お尻の穴が疼いて仕方がない。
 だから。
「私に、ザーメンをもっと……。くっさいザーメンをもっと私にっ! 髪の毛の先まで、胃の隅々まで私の体をザーメンで……」

「犯してくれぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

 宴は、まだ続く。






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